日本ガイシの平均年収は777万円と高い!理由は営業利益率の高さにあり!
2020年に公表された有価証券報告書によると日本ガイシの平均年収は777万円です。
年収が高い理由は他業種と比較し【営業利益率が高い】からです。
日本ガイシは2020年3月の営業利益は532億円で、前年度からは80億程度下がっているものの、いずれにしても高い水準で推移していると言えます。
この背景には、車載用高精度NOxセンサーや自動車関連製品の売上が好調であること、また、半導体製造装置部品の売上が好調であることが影響しています。
これらの影響もあり、日本ガイシは土石製品の業界年収ランキングで第5位にランクインしており、高い年収を誇っています。
日本ガイシの事業内容はセラミック技術を中心としてエネルギー、エコロジー、エレクトロニクスの事業領域で下記の事業を展開しています。
- セラミックス事業
- プロセステクノロジー事業
- エレクトロニクス事業
- エネルギーインフラ事業
社名 | 日本ガイシ株式会社 |
創立 | 1919年5月5日 |
資本金 | 698億円(2020年3月) |
代表取締役 | 代表取締役会長 大島 卓 代表取締役社長 小林 茂 |
従業員数 | 単独 4,224人(2020年3月現在) 臨時870人(2019年度平均) 連結 20,000人(2020年3月現在) 臨時3,310人(2019年度平均) |
本社所在地 | 〒467-8530 名古屋市瑞穂区須田町2番56号 |
この記事では日本ガイシの年収についてご紹介していきます。
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日本ガイシの過去5期の平均年収の推移
日本ガイシの過去5期の平均年収の推移は、以下の通りです。
年度 | 平均年収 |
2017年度 | 786万円 |
2018年度 | 785万円 |
2019年度 | 789万円 |
2020年度 | 777万円 |
2021年度 | 764万円 |
2021年の日本ガイシの平均年収は、過去5期の中で一番低いです。
ですが、平均年収が下がっているものの、電子・電気部品メーカーの平均年収は約489万円ですので、業界の中では非常に年収が高いと言えます。
平均年収が下がってしまった原因としては、一時的な業績の悪化が挙げられます。
日本ガイシの2020年度の売上高は2,541億円・経常利益が454億円でしたが、2021年は売上高が2,399億円・経常利益が244億円です。
口コミを参考にすると、日本ガイシの賞与は業績連動型だそうですので、業績が下がれば賞与で貰う額も下がります。
日本ガイシの業績悪化は新型コロナウイルス感染拡大が大きく影響しているので、今後どのような対応をしていくかが重要になるでしょう。
日本ガイシの職種別・年齢別の平均年収とは
ここでは、日本ガイシの職種別・年齢別の平均年収について解説をしていきます。
日本ガイシは年次を重ねるごとに年収が上がる傾向があり、50代を超えると1,000万円を超えることも可能なようです。
これらにより年功序列の色が強い会社であると言えるでしょう。
特徴としては研究開発職の年収が高くなっているようです。
また、平均年齢は38.8歳、平均勤続年数が13.7年となっており、長く勤める人が多いようです。
年齢や職種によって年収が異なるので、転職をお考えの方は事前にしっかり確認しておきましょう。
日本ガイシの職種別の平均年収
まずは日本ガイシの職種別(生産技術・品質保証・自動車部品の設計・設計開発・研究開発業務)の平均年収を紹介いたします。
職種 | 平均年収 |
生産技術 | 584万円 |
品質保証 | 565万円 |
自動車部品の設計 | 553万円 |
設計・開発 | 569万円 |
研究開発業務 | 585万円 |
上記の表を見ると研究開発職の平均年収が一番高い結果になっています。
こちらはどこの会社でも基本的には開発系や技術系は専門的な知識が必要であり、このように年収が高い結果になっています。
あくまで口コミのデータですので、参考程度にしてください。
日本ガイシの年齢別の平均年収
次に日本ガイシの年齢別(20代から50代)の平均年収を紹介いたします。
年齢 | 平均年収 |
20代 | 400万円 |
30代 | 550万円 |
40代 | 600万円 |
50代 | 1,000万円 |
日本ガイシは年功序列の色が強く、上記の表からも分かる通り、特に40代から50代において年齢による上がり幅が大きいです。
50代で年収1,000万円も目指せるラインに達成する見込みです。
日本ガイシの男女の年齢別年収
日本ガイシの男女の年齢別平均年収は以下の通りです。
年齢 | 男性 | 女性 |
20代前半 | 306万円 | 306万円 |
20代後半 | 643万円 | 552万円 |
30代前半 | 659万円 | 590万円 |
30代後半 | 682万円 | 610万円 |
40代前半 | 736万円 | 681万円 |
40代後半 | 838万円 | 777万円 |
50代前半 | 918万円 | 853万円 |
50代後半 | 910万円 | 845万円 |
60代前半 | 594万円 | 550万円 |
男性の最高平均年収は50代前半の918万円で女性の最高平均年収は50代前半の853万円です。
男女での年収の差は小さいですが、若干差があることがわかります。
また、年収の上がり方に関しては、男女ともそこまで差がありません。
どちらも20代で年収が一気に上がり、30代以降は緩やかに上がっています。
日本ガイシの初任給
日本ガイシの初任給は22万円から24万円程度のようです。
この初任給は日系大手企業と比較すると、ほぼ平均と同水準であるといえそうです。
区分 | 初任給 |
院卒 | 月給241,900円 |
大卒 | 月給222,900円 |
上記ように、初任給は平均と同水準ですが50代になると1,000万円の年収を目指せるほどの水準まで上がる傾向があり、日系大手企業に比べると年収面は高水準であると言えるでしょう。
日本ガイシの競合との年収比較
主要な土石製品業界の企業について、有価証券報告書を参考に平均年収を比較したところ、上記の表のような結果になりました。
結果としては業界内では5番目に平均年収が高くなっており、複数の製品で売上が好調なことが関係していると言えるでしょう。
日本ガイシの年収や評価制度に関する口コミ
次に年収に関する口コミをインテリゴリラが独自に調査しました。
口コミの特徴としては、他社と比較してかなり高水準な給与であるなどポジティブなものが多く見受けられました。
評価制度について形骸化している等の不満の声もありますが、総合的に待遇面は良いと言えるでしょう。
男性
女性
・給与制度
基本給自体はそこまで高水準ではないが、ここ数年上がっているように感じる。
ボーナスの支給額は最近6.5ヶ月以上出ているので、業績が良いと従業員に還元される仕組みはしっかりあるように感じる。
残業代は満額支給されるので不満はない。
・評価制度
仕事ができる人が評価されやすくなっているところはあるが、年功序列の色は強い。
主任への昇進試験は論文と面接が行われる。
日本ガイシの給与体系
日本ガイシの給与体系は、ボーナスが非常に多くの割合を占めています。
業績が良い場合は、ボーナスが6,5ヶ月分以上出されています。
ただし、日本ガイシのボーナスは、業績連動型です。
そのため、業績が悪化した場合はボーナス6.5ヶ月分から30〜40万円程度低い額がボーナスの支給額になります。
また、日本ガイシは残業代・深夜手当などもしっかり支払われます。
日本ガイシへの転職は年収以外がメリットがあるのか?
日本ガイシは、年収が高いと評判の企業ですが、ワークライフバランスが取りやすいとも評判の企業です。
特に仕事と育児の両立ができることの評判が良く、産休前や復職前に面談があったり育児復職者研修が受けられたりなど、育児しやすい環境が整っています。
2012年には厚生労働省から「子育てサポート企業」に認定され、次世代認定マーク「くるみん」を取得しています。
また、父親向け育児休職や保育費補助、テレワークなどの制度がありますので、仕事をしながらでも育児に集中することが可能です。
子育てに関する制度以外にも、部活や社宅・寮などがあり、社員のために考えられた制度が充実しています。
転職したい人必見!内定者の選考体験が見られるインテリゴリラとは?
『インテリゴリラ』は、最難関企業への転職を目指すハイキャリア志向の方向けに、完全非公開の選考情報をご提供している転職メディアです。
実際に内定を獲得した方々から独自インタビューを実施した内容ですので、完全に独自のコンテンツとなっています。
各業界トップ企業の選考体験記が網羅
会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
ボストンコンサルティンググループ | ★★★★★ | ★★★★ |
デロイトトーマツコンサルティング | ★★★★ | ★★★★ |
アクセンチュア | ★★★ | ★★★★★ |
日本M&Aセンター | ★★★★ | ★★★ |
リクルート | ★★ | ★★★★★ |
楽天 | ★★★ | ★★★★ |
Amazon Japan | ★★★★ | ★★★★★ |
また一般的な選考体験記と大きく異なり、インテリゴリラの選考体験記からは下記の情報が得られます。
・内定者が職務経歴書で何をPRしたのか
・面接での質問とそれに対する効果的な解答とNG解答例
・内定者から応募者への面接アドバイス
「読むだけで内定獲得の勝ち筋がわかる」ほど詳細な選考情報が網羅されているのが最大の特徴です。
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会員登録いただいた方限定で、業界No.1エージェントによるサポートや社員紹介(リファラル)での選考のご案内など、
幅広いご案内が可能です。特別選考の場合には、
書類審査なし/1次面接免除/社長面接確約/土日面接などのご案内ができる可能性があります。
自分のスキルやキャリアに自信のある若手の方は、
志望難関企業の内定に近づくために是非登録しておきましょう。
日本ガイシの中途採用を成功させたいならしっかりとした準備を!
この記事では、日本ガイシの年収を職種別や年齢別に分けて詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか。
本記事の主なポイントは下記の通りです。
この記事のポイント
- 日本ガイシの平均年収は777万円であり、他業種や同業他社と比較しても高い給与水準である
- 高年収の理由としては、自動車関連製品の売上が好調であること、また半導体製造装置部品の売上が好調であることが挙げられる
- 日本ガイシは年功序列の特色が強い会社であり、年次を重ねるごとに年収が上がる傾向があるが、直近では評価制度が見直されており実力が評価されやすくなる動きがある
記事を読んでいただいてわかる通り、日本ガイシは年収が高く成長できる環境が整っているため、転職者からも非常に高い人気があります。
日本ガイシをはじめとする日系大手企業には新卒採用が多いという特徴があり、比較的転職難易度は高いことが予想されます。
転職活動を有利に進める上で重要なポイントは、転職先の働き方を知ることの他、選考情報を深く知ることが大切です。
ぜひ日本ガイシについて知り、転職を成功させましょう。
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・給与制度
給与は同世代の中ではかなり高待遇であると感じる。
若手でも海外事業に携わるチャンスが多くあり、その場合は海外手当等で給与が大幅に増加する。
業績連動型の管理職以外は、賞与の変動はほぼなく安定した額を支給されている。
・評価制度
非管理職の評価制度は数年前に見直されていますが、形骸化してしまっており見直し前とあまり変わっていないと感じます。
管理職も年功序列な風習が残っており、納得の行かない昇進も正直ある。
長く働く分には優しい会社であると感じる。