メドピアの平均年収
有価証券報告書によると、メドピアの平均年収は572万円です。
メドピアでは業界的に激務になりがちな医師のサポートをするサービスを展開しており、毎年着実に成長を続け年間多くの中途採用を行っています。
有価証券報告書の数字はあくまで平均のため、職種や役職によって年収も変わってきます。
そのため、コンサルなどでしっかりと成果を出している社員はより高額な年収を手にしているケースもあります。
そこで本記事では、激務とされている医師をサポートするサービスを展開している、メドピアの年収について細かく分析していきます。
メドピアの平均年収推移
2015年 | 532万円 |
2016年 | 597万円 |
2017年 | 578万円 |
2018年 | 572万円 |
2019年 | 574万円 |
上記のグラフ通り、メドピアは過去5年間の平均年収が500万円台を安定して記録しています。
しかし一般企業と比べては高水準の部類ですが、上場企業全体やコンサル業界全体と比較しすると、やや低い結果となっています。
メドピアがメインとして事業を展開している医療業界は、市場や経済に左右されにくく、常に需要があります。
さらには2018年にオフィスも移転し、働く場所を自由にカスタマイズできるようにしたりと、生産性を上げる工夫もしています。
そのため今後もメドピアは、順調に事業を成長させていくことが予想できます。
メドピアの業績
2016年 | 9億7,364万円 |
2017年 | 15億5,902万円 |
2018年 | 21億9,916万円 |
2019年 | 30億4,553万円 |
2020年 | 53億1,107万円 |
上記のグラフ通り、メドピアはここ数年で急激に業績を向上させています。
メドピアの歴史から分析すると1つ目の背景として、2014年に東証マザーズへ上場をはたし、そこから多くの出資や資金を得て順調に事業を拡大しています。
2つ目の背景は2020年3月にメドピアの子会社Mediaplatが運営するオンライン医療相談サービスのfirst callが、新型コロナウィルス感染対策に関する緊急対策として、健康相談窓口として正式に選定されています。
このように市場にも認められ、非常に需要の高いサービスを展開しています。
そのため景気に左右されにくく、安定して成長を続けることができ、中途採用などを通して多くの優秀な人材を増やし続けているのがメドピアの現状です。
情報通信業の平均年収は599万円
2020年9月の国税庁の発表によると、情報通信業界の平均年収は599万円です。
一方のメドピアの平均年収は572万円と、意外にも業界の平均を下回っています。
2020年9月には東証一部上場もしていることを考えると、メドピアの平均年収は高いとは言えないでしょう。
しかしながら今回のコロナウィルスの騒動医療業界が激務化する中、メドピアのサービスが評価され、一時は株価も相当上昇しました。
それらの背景を考慮すると、今後も順調に事業を拡大し、平均年収の金額も上がっていく可能性は十分あるといえるでしょう。
メドピアの特徴
メドピアのメインサービス
- MedPeer
- MedPeerキャリア
- first call
- ダイエットプラス
メドピアは現在東京都の銀座に本社を構える他、フィッツプラス、Mediaplatという2つの子会社を展開して事業を行っています。
従業員数は225人(連結)としているが、コーポレートサイトで通年多くの職種の中途採用を行っているため、今後も拡大をしていく見込みです。
メドピアの主要サービスは国内の医師が参加するコミュニティサイトMedPeerと、求人ポータルサイトのMedPeerキャリアの2つです。
MedPeerはコミュニティに参加する医師同士が日々に治療や業務の情報交換や、今後のキャリアのことなどに加えプライベートのことまで知識や経験を共有できるサイトとなっています。
ここで得た知識を業務に活かし、医師たちは日々激務にならないよう効率化を図ることができます。
このサービスは非常にユーザーからの評判も高く、国内の約3分の1にあたる約10万人以上のユーザーが使用をしています。
MedPeerキャリアでは、医師に向けた求人情報を取り扱っており、その件数は業界最大級の60,000件以上です。
診療科目や希望勤務地などを選択し、自分の条件に合った求人を探すことができます。
その他にメドピアの子会社では一般消費者宇向けにfirst callやダイエットプラスなどの事業を展開しています。
2018年のオフィス移転の際はソファやテーブル、デスクなど会社内のインテリアにも非常にこだわりを持ったものを採用し、働く環境などにも非常に力を入れる側面も見られます。
メドピアの年代職業別平均年収
以外にも業界の平均値より年収が低いメドピアですが、年代やポジション別にみていくとどうでしょう。
この章では、メドピアの年代や職種別に年収の分析をしていきます。
年代別平均年収
20代 | 454万円 |
30代 | 607万円 |
40代 | 744万円 |
50代 | 835万円 |
男性
メドピアを全体的に見ていくと、年収が大きく上がり仕事の幅も増えるのは30代となっており、30歳を超えるあたりがキャリアの分岐点となるでしょう。
メドピアの平均年収を年代別に見ていくと、上記のグラフの通りの結果が出ました。
20代で454万円となっており、上場企業の中では低い方ですが、その後年齢を重ねるにつれて順調に年収が上がっていきます。
しかしメドピアは年功序列ではなく、実力主義のため仕事ができる社員には若いうちから大きな裁量を与え、大型の案件を任せていく方針です。
そのため人によっては、20代のうちから500万円以上の年収を手にしており、先輩社員よりも大型の案件をこなしている人も一定数います。
職業別平均年収
営業 | 650万円 |
新規事業 | 650万円 |
マーケティング | 400万円 |
リサーチ | 400万円 |
エンジニア | 650万円 |
メドピアの年収を職種ごとに分析すると、グラフの結果の通りとなりました。
営業職の場合成果がわかりやすく、評価されやすい傾向にあります。
そのため成果を残している営業マンであれば、インセンティブなども多く支給されているため、自然と営業職の平均年収は高くなる傾向にあります。
しかしメドピアの営業に求められるのは単にモノを売る力ではなく、コンサル的要素を含み、顧客の課題解決能力が大きく求められます。
そのためコンサルティングファーム出身者や、コンサル営業などの経験がある人が多い傾向にあります。
またエンジニアの年収も、職種別にみていくと高い結果となっています。
現在多くのITべチャー企業では、優秀なエンジニアの採用に取り組んでいるため、エンジニア自体の平均年収が上昇している傾向にあります。
メドピアも例外ではなく、エンジニアの年収が全職種の中でも比較的に高い結果となっています。
一方でリサーチやマーケティングのバックオフィスが平均で400万円と低水準な結果となっています。
しかし現在成長を続けているメドピアでは、今後MedPeerのサービスなどの拡大を遂げるにつれて、マーケティンがリサーチの需要も高まるため今後バックオフィスの年収が上がることも期待できるでしょう。
メドピアの評価制度
メドピアでは10月と4月の年2回に人事評価を行っており、その都度昇給、昇格に反映をしています。
評価基準は、半期ごと事前に上長と設定した自分の目標に対しての最終的な結果で評価されます。
中間フィードバックや、成果までのプロセスも評価するためしっかりとサポートを受けながら業務に取り組める環境となっています。
さらにその人事評価をもとに管理職などの選定も行っており、年次や在籍年数、中途採用、新卒採用などに関わらず、目標をしっかりとクリアした社員には平等に管理職昇格のチャンスを与えています。
そのため非常に公平感があり、社員からも人事評価制度に対しての声も非常の好評です。
求める人物像
メドピアの理念
- Supporting Docors
- Helping patients
メドピアはコーポレートサイト上で、Supporting Doctors、Helping Patientsと2つの理念を掲げています。
この理念のもと集合知により医療を最発明することをビジョンとし、事業を行っています。
そのため業務に取り組む際、チームで協力し患者や医師の助けとなる仕事にやりがいを感じる人材を採用しています。
メドピアのクレド(約束)
- 「われわれ」意識で成し遂げる
- 「はみだす」ことを厭わない
- 健全に「ぶつかり合う」
企業理念に加えて、メドピアでは3つのクレドを掲げています。
上記の3つを要約すると、自分自身でしっかり考え行動して、仲間と協力し合いながらミッションに向き合える人材を求めてるといえるでしょう。
メドピアでは理念やクレドを非常に大事にしており、中途採用などでも非常に重点を置いて審査します。
そのため、中途採用で入社を目指す際は事前にコーポレートサイトを確認するようにしましょう。
メドピアの待遇や労働環境
ウェブ上でメドピアの情報を調べていると、ときどき激務などのワードが現れますが、実態はどうなっているのでしょう。
この章ではメドピアの環境や実際に激務なのか、ボーナスはいくらかなどの情報にについて詳しい分析を行います。
ボーナス
メドピアのボーナスは、年間2回支給で総額約140万円とされています。
口コミサイトの情報によると、在社3年未満の若手社員の場合は、50万前後の場合もあるようですが、ボーナス以外にもコンサル能力の高い営業職などで、顧客の課題解決がしっかりできている社員にはインセンティブも支払っているため、人によっては平均以上の年収を手にしている社員もいます。
残業代
メドピアの中途採用の募集要項によると、固定残業代78,028円~と記載されています。
時間にして月間45時間の固定残業があり、時間を超える超えない関わらず、一律78,028円~の残業代は支払われています。
また固定残業時間を超えた際には、その時間に応じてしっかりと残業代が払われているため、非常に良い環境で業務に臨むことができます。
福利厚生
メドピアの福利厚生
- 各種社会保険
- 通勤手当
- 育児休業制度
- オンライン医療診断(first call)
- 完全週休二日制(土日祝)
- 各種休暇(年末年始・GW・慶弔)
メドピアの福利厚生は、一般企業とそう変わりません。
しかし最低限社員が必要と感じている部分に関しては、制度が整っているため、口コミサイトを参考にしてみても、これといった大きな不評は少ないです。
急成長を遂げているベンチャー企業の場合、激務になり仕事量がオーバーしてします場合もありますが、メドピアは激務になっておらず基本的には8時、遅くても10時にはほとんどの社員が帰るため、ワークライフバランスを保ちやすい一面もあります。
競合他社と平均年収を比較
やや年収が低いと懸念されるメドピアですが、他社と比較するとどうでしょうか。
以下にメドピアの競合他社にあたる東邦ホールディングス、福田電子、ビー・エム・エルの平均年収の分析結果を記載するので、転職を検討している人は参考にしてください。
- 東邦ホールディングス:621万円
- フクダ電子:766万円
- ビー・エム・エル:566万円
競合企業と比較しても、ややメドピアの年収は低いですが、あくまで平均なので、コンサルや営業など成果を出しているメンバーで合えれば十分に平均以上の年収を手にしている社員も一定数います。
また労働環境が良く、急成長している割に激務ではないため、給与よりもワークライフバランスの良さに魅かれて応募してくる人も多いです。
メドピアへの転職に転職エージェントを使用する理由
医療業界のように非常に激務な現場に対して支援を行うメドピアでは、中途採用を通してより優秀な人材を採用しています。
またメドピアの場合面接内容も非常に難しく、中途採用で入社するのは非常に大変でしょう。
そのためメドピアのように難易度の高い企業へ転職を目指すのであれば、転職エージェントに登録し、しっかりと分析を行うことは必須となります。
理由1:非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
転職エージェントを使用するメリットの一つとして、非公開求人を紹介してもらえる点です。
メドピアのように、中途採用を中心に行い人材を増やしている企業であれば、通常の求人広告以外に非公開で採用を行っているケースが多くあります。
そのため転職エージェントに登録をして、非公開求人の分析まで行うことをおすすめします。
また口コミサイトによると、一部職種によっては年収が上がりづらいものもあるので、非公開求人の中からより条件の良いポジションを探すのも転職活動を成功させる秘訣の一つです。
理由2:メドピアや業界に特化した対策が可能
転職エージェントを利用することで、メドピアや業界に特化した対策を行えます。
メドピアのように転職難易度の高い企業へ転職するには、徹底した対策や分析が必要になります。
その際に転職エージェントを利用することで、より詳しい情報を得られることができます。
特にメドピアでは中途採用に力を入れているため、コンサル出身の営業や、大手IT企業出身のエンジニアなどライバルのレベルも非常に高いです。
そのため徹底した分析を行ってから面接に臨むことで、より成功確率が上がるでしょう。
理由3:年収アップ等の交渉も依頼できる
平均年収が少ないとされているメドピアへ転職する際、最初の年収交渉は非常に大切です。
しかし年収交渉など非常にデリケートな部分を自分自身で行うことはなかなか難しいです。
しかし転職エージェントを経由することでスムーズに年収交渉ができ、自分の希望した年収で転職できる場合があります。
そのため事前に転職エージェントに登録をし、希望年収をしっかり伝えておくことを強くおすすめします。
メドピアに転職したいならおすすめの転職エージェント
転職エージェントの利用をおすすめする理由
2020年10月の転職市況感としては、正直厳しくなってきています。
ここ数年は雇用情勢が比較的安定していたこともあり、求人数・求職者数ともに高い水準で推移していましたが、2020年の1月からは有効求人倍率が下がりはじめ、コロナの影響も相まって5月の段階では1.20倍となり、市場は売り手市場から買い手市場に変化しました。
今回のコロナショックによる自粛や経済活動の縮小は長期化する可能性が高く、「落ち着いたら動き始めよう」と思っていても、なかなか状況が好転しないという可能性もあるという状況です。
上記の理由から、企業の採用HPを見ても募集が減少している状況が顕著に見られます。
ただし、このような状況でも転職エージェントには〇〇の非公開求人が存在する場合があり、利用してみる事をおすすめします。
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[引用元:https://medpeer.co.jp/]