クレディアグリコルはどんな会社？評判や転職情報も紹介

クレディ・アグリコル証券は、フランスのモンルージュに本拠を置く大手証券会社です。1885年に設立されました。

個人向けの銀行部門や保険業務、投資銀行部門などがあります。アセットマネジメント部門に関しては、2004年に事業を売却しました。
日本においては、クレディ・アグリコル証券会社とクレディ・アグリコル銀行として、生命保険や投資銀行業務がメインとしながら多様な金融商品や金融サービスを提供しています。

資産および自己資本（Tier１）ベースで世界12位の規模を持ち、世界中で11,000以上の支店網を持っています。国数では、70ヵ国以上となっています。
また、個人向けの銀行（リテールバンキング）においては、フランスで最大の5,100万人以上の顧客数を抱えています。

また、クレディ・アグリコル証券はユーロネクスト・パリの上場企業です。参考までに、ユーロネクストとはアムステルダム証券取引所、ブリュッセル証券取引所、パリ証券取引所の3つの証券取引所が統合して、設立されたものです。

以下に、クレディ・アグリコル証券の企業概要を示します。
同業他社との比較の際、是非参考にしてください。
 

インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。

転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。企業選びをする上で、転職軸を決め、内定を獲ることができるかを検討したいです。
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クレディ・アグリコルのサービス内容をご紹介いたします。

クレディ・アグリコル証券会社に関しては大きく３つ、クレディ・アグリコル銀行に関しては大きく９つの事業を抱えています。それぞれ見ていきましょう。
 

まず、クレディ・アグリコル証券会社のサービス内容をご紹介いたします。

クレディ・アグリコル証券会社はグローバルマーケッツ、インベストメント・バンキング、金融法人部の３つのサービスを提供しています。

グローバルマーケッツでは顧客ニーズに対応したオーダーメイド型の商品を提供しています。具体的な商品およびサービスとしては、債券ビジネス・各種デリバティブビジネス、ソリューション型ビジネスなどがあります。

債券ビジネスにおいて、クレディ・アグリコルは発行市場・流通市場ともに高いシェアを占めています。これまでの市場実績を背景にした高い価格競争力やサービスを軸に、東京の外債地位を高めるとともに、日本国債の流動性向上に貢献しています。

また、全世界に広がるネットワークや金融技術をもとに、資金調達ニーズや商品運用の形でお客様に貢献しています。特に、海外企業の発行するユーロ円債において、組成額及び件数において近年上位の市場のシェアを維持しています。

インベストメント・バンキングでは、M&Aアドバイザリーをはじめ、海外での株式販売サービスを提供しています。

国内の法人のお客様に、買収・出資・提携等の海外M&A案件を紹介したり、アドバイザリー・サービスを提供しています。その中でも、フランスを中心とした欧州や南米での投資案件を特に紹介しています。
加えて、国内の法人のお客様が欧州及び南米で保有している資産の売却に関するアドバイザリー・サービスも提供しています。

また、流動性の低い資産・債権に基づいたファイナンスや、保有上場株を利用したファイナンス、保有上場株の価格ヘッジ等のデリバティブを利用したソリューションを提供しています。

具体的な商品およびサービスは、M&A、ストラクチャード・フィナンシャル・ソリューション、コーポレート・エクイティ・デリバティブ、海外におけるエクイティ・キャピタル・マーケットとなっています。

金融法人部では、高い専門知識を持つチームが、金融法人や機関投資家へのオーダーメイド型のソリューションを提供しています。

金融法人とは銀行や証券会社、保険会社等を指します。こういった金融法人に加え機関投資家の窓口担当になっています。
金融法人部は主要国に専門担当者を配置しているグローバル金融法人の一員です。その結果幅広い金融サービスを経験豊富なバンカーによりコーディネートすることが可能です。

場合によっては世界中のクレディ・アグリコル傘下の専門会社からより適切な専門部署を紹介します。こうしてクレディ・アグリコルは多様な課題に対して適切なソリューションを提供しています。
 

次に、クレディ・アグリコル銀行のサービスおよび内容をご紹介いたします。こちらはクレディ・アグリコル証券会社と比べて事業数が多くなっています。

クレディ・アグリコル銀行は法人営業部、シンジゲーション、貿易金融、不動産ファイナンス、航空機ファイナンス、プロジェクト＆エクスポート・ファイナンス、外国為替、ストラクチャード商品、クレディアグリコルグループインターナショナルデスクの９つのサービスを提供しています。

一例として法人営業部、シンジゲーション、貿易金融をご紹介いたします。

法人営業部では、クレディ・アグリコルグループの強化な財務基盤と格付けをもとに、欧州・米州・中東・アフリカ・アジアの拠点と連携しながら金融ソリューションを提供しています。
クレディ・アグリコル銀行は、投資銀行としての強みを生かした質の高い、付加価値のあるアプローチを行っています。財務戦略を含めたトータルソリューションの提案を強みとしています。これは長期的関係をベースとした、リレーションシップ・バンクとしての特徴の一つです。

シンジケーションでは、資金調達のニーズに合わせた調達とソリューションを提供しています。
短期なのか中長期なのかといった機関の違いや、航空機や不動産、あるいはプロジェクトのファイナンスなどに関するシンジゲーションを、世界各国の拠点と連携し、サービスを展開しています。
短期・中長期の融資（運転資金、つなぎ資金）をはじめ、他通貨で引き出し可能なコミットメントファシリティ、企業向けやストラクチャード・ファイナンス関連のシンジゲート・ローンのアレンジメントを提供しています。

貿易金融では、強固な財務基盤やグローバルなネットワークを生かし、国内外のお客様に対して輸出入および保証業務などの金融サービスを展開しています。
貿易にまつわる実務やカントリーリスク、クレジットリスクに関連する提案をしています。地域としては、特に中近東・アフリカおよび東ヨーロッパといったエマージングマーケットに対する取り組みに注力しています。
具体的な商品及びサービスは、貿易金融では輸出・輸入金融、リスクヘッジ関連、ストラクチャー商品などがあります。保証業務に関しては、プロジェクト関連保証業務やその他貿易関連保証などがあります。

クレディ・アグリコルの評判を見ていきましょう。ただし、一つの意見であることに注意し、全体がそうだと思い込まず客観的に考えるとよいでしょう。また、全ての会社に良い所とあまり良くないところがあるという前提も失念しないようにしましょう。

クレディ・アグリコルの一つ目の特徴として、外国人スタッフが多いことが挙げられます。
前述しましたが、クレディ・アグリコルはフランスを拠点とする外資系企業です。注意ですが、外資系と言っても米系と欧州系によって雰囲気は全く異なります。

外国人スタッフが多くなってくると英語をはじめとして外国語を使う場面が多くなってきます。外国語を使って働いてみたい方、自身が堪能に使いこなせる外国語を用いて働きたい方には合っているのではないでしょうか。

クレディ・アグリコルの二つ目の特徴として、所属する部署により働く環境の良し悪しがあることが挙げられます。
企業にはそれぞれの風土や社風といったものがあります。しかし、企業の中にある部署により働き方や雰囲気といったものは大きく変わってきます。
海外とのミーティングなどのやり取りが多い部署では、残業などをする必要が出て来るでしょう。逆に、国内向けの仕事が多い部署では、比較的残業が少ないでしょう。とはいえ、近年は働き方改革により、どこの企業も残業は減ってきています。

クレディ・アグリコルの三つ目の特徴として、給与が高くて福利厚生が充実していることが挙げられます。
金融という業界の特性上、給与は良いようです。また、交通費の支給をはじめ、スポーツジムの法人会員制度など、様々な支援があります。
また、各種福利厚生も充実しています。

クレディ・アグリコルの平均年収を見ていきましょう。
クレディ・アグリコル証券の平均年収は642万円程度となっています。

これは決算資料から紐解いた数字であり、外部のコンサル料金や業務委託報酬も含まれています。したがって、クレディ・アグリコルの正社員という括りでは、より上にぶれる可能性があります。
また平均年収には事務員やコールセンターなどの社員の年収も含めた金額になっているため、純粋なバンカーの年収はもっと高めに出るでしょう。
例えば2,000万円、3,000万円のような年収を稼ぐプレーヤーも多くいます。

クレディ・アグリコルの転職情報を見ていきましょう。

クレディ・アグリコルでは優秀な人材の採用を積極的に行っています。しかし、サイトでは給与などが公開されていません。また、求人サイトでの紹介もありません。
応募方法としては、英文及び和文履歴書や職務履歴書を、クレディ・アグリコル証券会社東京支店宛てに送付するようです。書類選考を通過された方を対象に、追って詳細を連絡するようです。

書類選考があるということは自分のこれまでの成果を示す必要があります。
以前勤めていた職場でどのような課題があり、そこに自分がどのように寄与し、成果を結果として挙げることが出来たのかということを客観的に示す必要があります。

客観的に示すコツとしては、定量的に述べることです。定性的に話して上手く伝わることはあまりありません。定性的な話に数字を加えることで、聞き手により説得力を感じさせることが出来ます。


 

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まとめると、クレディ・アグリコルへの転職は難しいでしょう。

クレディ・アグリコルはフランスに本部を置く総合的な金融グループです。日本においては生命保険業務と投資銀行業務をメインに、クレディ・アグリコル証券会社とクレディ・アグリコル銀行の二つを展開しています。

クレディ・アグリコル証券会社においては大まかに３つの業務があり、クレディ・アグリコル銀行においては大まかに９つの業務があります。
強固な財務基盤とグローバルにある拠点をもとに、高度な金融テクノロジーと専門家により顧客に対して様々なソリューションを提供することが可能です。

難易度が高い企業への転職は情報をきちんと収集することが大切です。持っている情報量の差で結果が大きく決まると言っても過言ではありません。

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