IT企業は未経験でも転職しやすい?
未経験でもIT企業へ転職がしやすい理由
- 業界の求人倍率が6.41倍(全業種トップ 2021年7月現在)
- IT未経験若手向けに研修制度が充実
- 求職者にとて売り手市場
結論からいうとIT業界はIT未経験でも転職がしやすい業界の一つです。未経験でも20代など若手であればより一層転職成功の確率は上がります。また主な理由としては上記のポイント通りです。
まず最初に、IT業界の有効求人倍率は6.41倍と全業界で最も高い倍率となっています。つまり、一人の希望者に対して6社以上がアプローチをしていることを示します。全業種の中で2番目に有効求人倍率が高いサービス業でも2.28倍であるため、IT業界の倍率がいかに高いかは一目瞭然でしょう。さらに同年前月の有効求人倍率が4.70倍であることから、ここ一年でIT人材不足の企業は急激に増えています。
さらに人手不足で悩んでいる企業が、即戦力採用からポテンシャル採用に切り替えているケースも多いです。従来は上流工程を任せられる人材の採用を行っていた企業も、即戦力人材が取れないため、IT未経験でも教育前提で採用を行うようになりました。そのため、いままでIT未経験にとってハードルが高かったIT企業への入社難易度が下がり、多くのIT未経験者がIT業界へ飛び込んでいます。その中でも特に20代などの若手人材が求められています。その結果求職者に取って、IT企業への転職が売り手市場になったため、IT未経験でも若い人材であれば、比較的内定を勝ち取れる確率が上がっています。
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転職活動をする上で多くの人が悩んでいること
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。企業選びをする上で、転職軸を決め、内定を獲ることができるかを検討したいです。
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IT業界で未経験の職種は主に3つ
ひとことにIT業界と言っても、その業種は細分化されています。
主にインターネット・Web業界/通信業界/情報サービス業界の3種類が存在します。
インターネット・Web業界
IT未経験者にとって、IT業界と聞いて真っ先に思浮かべるのが、このインターネット・Web業界ではないでしょうか。
インターネット・Web業界では主に、普段使っているグーグルやYahoo!と言った検索エンジンや、TwitterやInstagramなどのインターネット上でのサービス全般のことを表します。
他にもAmazonや楽天などとのECサイトもこのインターネット・Web業界に分類されます。
また、実際に自社でコンテンツを作るほか、既存のコンテンツにデジタル広告を出稿する広告代理店でもIT企業と似た要素を持つ部署も存在します。
通信業界
普段みなさんが使っているスマートフォンやWi-Fiなどを取り扱っているのが通信業界です。
NTTやKDDI、ソフトバンクなどの大手形態キャリアもこの通信業界に分類されます。
通信業界はウェブ上のサービスを利用する際に欠かせないパートのため、今後勢いが衰退する事も考えにくく、将来的に安定している業界の一つと言えるでしょう。
情報サービス業界
IT未経験者の方がイメージしづらいのが、この情報サービス業界でしょう。
情報サービス業界とは、民間企業や官公庁などのシステムの構築や運用保守を行う業界で、更にハードウェアとソフトウェア、情報処理サービスの3つにジャンルに分けられます。
また委託されたシステムやアプリを開発するだけではなく、どんな目的でどの様なシステムを導入したいかなどヒアリングも行うため、コンサルティング的能力も求められます。
IT業界の未経験者がする仕事内容や業務内容とは?
IT業界は上記のような3つの業種に分けられており、更に職種が細かく分かれています。
そのため、職種によって行う内容が違ったり、求められるスキルが大きく異なります。
IT未経験からIT業界を目指すのであれば、自分がやりたいしごと、できそうな仕事を以下の解説を参考に一度考えてみて下さい。
Webサイト制作
普段パソコンやスマホで見ているWebサイトを制作するポジションです。
主なクライアントは企業や個人となり、それぞれにどの様なWebサイトを作りたいかをヒアリングします。
そのヒアリングをもとに、コーディングなどを行い実際の画面上に表示されるサイトを制作していきます。
また、表面的なデザインを行う人をWebデザイナーと呼び、裏側のプログラムをコーディングする人をコーダーと呼びます。
現代ではこの両方を一人で行えるで人材も多くいるため、WebデザイナーとしてはWeb制作全般を一人でも行えるようになると市場価値も高くなるでしょう。
デザイナー
商品パッケージやプロモーションのデザインを作るポジションはデザイナーに分類されます。
最近だとデジタル広告が盛んなため、Webページ上に表示される広告のデザインなどの需要が高まっています。
その他にもロゴマークや商品コンセプトに沿ったパッケージの作成なども行うため、アナログ、デジタルの両面から制作に携わることが出来ます。
DTP
DTPとはDesk Top Publishing(デスクトップパブリッシング)の略で、主にパソコン上でデータを作成し、そのデータを印刷するポジションです。
メインとしてはカタログやポスター、雑誌等の制作の際にDTPソフトを利用してデザインをするため、高いクリエイティブ能力が求められます。
さらにDTPの中でも役割が分担されており、実際にデザインを行う人をDTPデザイナー、作成されたデータを修正、加工する人をDTPオペレーターと呼びます。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアはネットワークシステムの保守や構築をすることがメインの業務です。
実際にクライアントが求めるシステムをヒアリングし、設計から構築を行います。
そしてその後実際に運用し、なにか問題が無いように保守点検をするなど、一貫した流れをワンストップで行います。
企業によっては、設計、構築、保守運用など細分化されている場合もあり、IT未経験であれば保守運用からまずはスタートするケースが多いです。
サーバ・セキュリティエンジニア
サーバ機器の設計やセキュリティ強化などを行うポジションは、サーバ・セキュリティエンジニアと呼ばれます。
具体的には機器の選定やOSインストールを行い、これらの業務はサーバー構築として分類されます。
また、障害が起きたときなどに復旧をするためのポジションは保守運用・監視と呼ばれます。
また、近年件数が増えているサイバーテロなどに備えたセキュリティの強化なども行います。
サポートやヘルプデスク
IT未経験者が最も挑戦しやすいのが、このサポートやヘルプデスクです。
主にコールセンターなどのオペレーターのことを指し、自社の製品に関するトラブルや使い方などを電話受付で解説することからテクニカルサポートとも呼ばれます。
他にもメールやチャットフォームからの問い合わせに対応する部署もあるため、実際にお客さんと話すことが苦手な人でも挑戦できる職種です。
CADを使用した建築設計
CADソフトウエアを使用した設計図面作成、設計補助、パース作成、積算などを行うポジションも存在します。
CADを活用するシーンは土木や機械、電気など、IT未経験者がイメージするようなWeb、ネット周りのジャンルとは異なります。
そのため、CADの道に進むのであれば、CADの知識やスキルはもちろん、CADをどの業界で活用するかによってその業界の専門性も求められるため、ややハードルが高いポジションといえます。
OAインストラクター
パソコンやOA機器などの使い方を教えるOAインストラクターは、パソコンに関する講師的な立ち位置の職種です。
実際に自分でプログラミングやコード設計などをする必要はないのですが、初心者に向けてレクチャーできるスキルが求められます。
更に講師をする際に必要なテキストを選んだり、テキストの編集なども業務の一環となるため、適切な判断力や受講生とのコミュニケーション能力も求められます。
テスト・評価エンジニア
テスト・評価エンジニアは、その名の通りリリース前にシステムにバグがないかをテストするポジションです。
実際にゼロから自分で構築するのではなく、完成されたシステムが仕様書通りの動きをするかどうかをテスト、評価するためIT未経験からでも比較的挑戦しやすい職種の一つです。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは営業担当と一緒に顧客にシステムの説明などを行います。
クライアントへ自社の製品やシステムを提案したり、詳細の説明が主な業務内容です。
営業との違いは、システムを売ることではなく、技術面の支援や解説がメインとなるため、商談を通してシステムの構築など専門的な側面から商談を進めます。
そのためIT未経験からだとややハードルが高い職種と言えるでしょう。
IT営業職
IT営業職では、すでに設計構築されたシステムを売ることが業務内容です。
そのため商談先で設計構築などの話を行うことはほとんどありません。
すでに完成した商品を売るため、研修やロールプレイングで知識を得ることができれば現場に出てセールスが出来るので、IT未経験者でも学習意欲が高ければ成功を収めることが出来るポジションです。
PM/PMO
PMはプロジェクト全体をマネジメントするポジションで、PMOはプロジェクトマネージャーを補佐するポジションです。
開発現場で手を動かしてコードを書くよりも、クライアントと予算やスケジュールの管理を行ったり、現場の進捗を確認したりすることが求められます。
そのため、開発や設計を全て理解し的確な指示を出さなければなりません。
全体を指揮するためITの知識はもちろん、マネジメントやコミュニケーションスキルも必要なため、非常にレベルの高いポジションです。
IT業界に未経験で転職できる人の特徴は?
IT未経験でIT企業へ転職できる人の特徴
- 新しい知識などを柔軟に取り入れられる
- 学習することが好き
- 常に新しい情報に敏感
- 投げ出さずに根気よく取り組める
IT未経験でもIT企業へ転職できる人には上記のような特徴があります。
近年ITの進化は著しく、ものすごいスピードで日々新しいサービスが展開されています。
そのため、常に最新の技術や知識をインプットできる柔軟性は欠かせません。
さらにそのインプットや学習を苦痛に感じず、自己成長のために楽し良いと感じる人のほうがIT企業へ向いていると言えるでしょう。
日々新しい技術が生み出されるIT業界では、常に最新のトレンドにアンテナを張り巡らせ続ける継続力も必要です。
そのため、主に上記の4つに当てはまる人材であれば、IT企業への転職は向いていると言えます。
IT業界に未経験で転職した人の年収
IT業界は現在人気の業界であり、需要も高いため他の業界に比べて年収が高い傾向にあります。
職種ごとの詳細は、以下の一覧を参考にして下さい。
職種 | 平均年収 |
プロジェクトマネージャー | 664万円 |
プリセールス | 658万円 |
ITコンサルタント | 584万円 |
IT戦略/システム企画 | 575万円 |
研究開発 | 544万年 |
IT業界未経験でも転職を成功させるコツ
IT未経験でも十分にIT業界へ転職することは可能です。ただし、IT業界へ転職するには、コツを抑えておく必要があります。そこで、IT業界へ転職を成功させるためのコツを詳しく解説していきます。
基本的なPC操作をマスターする
毎日PCに触れるため、最低限基本的なPC操作は必要です。
オフィスソフトや基本的なインターネットの使い方は最低でも覚えておきましょう。
応用スキルを会得する上でも、基本的な操作のマスターは欠かせません。
接客・営業スキルを磨く
ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなどは、IT企業でも必要です。
PCと向き合うだけだから必要ないと思っている人もいるかも知れません。
しかし、クライアントと打ち合わせをしたり新規顧客を獲得する際などには、営業や接客のスキルも求められます。
資格を取得する
簡単な資格でもいいので、独学でなにか資格を取得するようにしましょう。
一度取得した資格は自分のスキルを証明でき、市場価値を高めることに繋がります。
具体的には以下のような資格があるので参考にして下さい。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
MOSはマイクロソフトのオフィスソフトを高いレベルで使いこなせることを証明する資格です。
多くの企業でオフィスソフトが利用され、資料説明や進捗管理の際にも使用されています。
そのため、MOSを取得しておくことで、基本的なPCスキルをマスターしていることが証明できます。
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
GoogleAnalyticsを使い分析できる証明となるGAIQも持っておくと有利になる資格です。
現在世界のITの中心はグーグルです。
Yahoo!の検索エンジンも、グーグルのものが利用されているため、グーグルのアナリティクスを理解できることで、多方面で活躍することが出来ます。
転職サービスを利用する
IT未経験で一人で転職が不安ならば転職サービスを利用することも検討しましょう。
中でもIT未経験からIT企業へ転職した人の声を多く扱っているインテリゴリラでは、未経験者がよくつまづくポイントなどの対策を事前に行えます。
IT企業へ転職をしたい方はぜひご覧ください。
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コンサルティングファームの選考体験記が網羅
会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
マッキンゼー&カンパニー | ★★★★★ | ★★★★ |
ボストンコンサルティンググループ | ★★★★ | ★★★★ |
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン | ★★★★ | ★★★ |
アクセンチュア | ★★★ | ★★★★ |
日本IBM | ★★★ | ★★★ |
アビームコンサルティング | ★★★ | ★★★ |
また一般的な選考体験記と大きく異なり、インテリゴリラの選考体験記からは下記の情報が得られます。
・内定者が職務経歴書で何をPRしたのか
・面接での質問とそれに対する効果的な解答とNG解答例(ケース面接含む)
・内定者から応募者への面接アドバイス
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幅広いご案内が可能です。特別選考の場合には、
書類審査なし/1次面接免除/社長面接確約/土日面接などのご案内ができる可能性があります。
自分のスキルやキャリアに自信のある若手の方は、
志望難関企業の内定に近づくために是非登録しておきましょう。
未経験のIT業界への転職は事前準備が大切
先述通り、結論として20代などの若手はIT未経験でもIT企業へ転職できる可能性は大きいです。
ただIT企業と言っても様々なポジションがあるため、事前にITに関する知識や資格の勉強は必要です。
これからIT企業へ転職を考えている人は、今の市場であれば十分にチャンスがあるので、この記事を参考にIT企業の全貌を理解し、理想の企業から内定を勝ち取って下さい。