免許・資格の取得は転職に有利?
免許や資格を持っていると、転職で有利になるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
大手求人サイトが求人の資格要件について調べたところ、「資格が必要」な求人は全体の15%、「資格があると尚可」が8%で、残りの77%は資格不問という結果になりました。
医療福祉系や建築系など、資格がないと就けない職種もありますが、求人全体では8割近くが資格を求めていません。
むしろ、免許や資格よりも職務経験が重視される傾向があります。
職務経験については、不問の求人が15%であるのに対し、残りの85%は少なくとも1年以上の経験を必要とする求人でした。
このことから、免許や資格の取得は職務経験ほどは重視されないものの、持っていて損はないものだと言えます。
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インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。
転職活動をする上で多くの人が悩んでいること
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。企業選びをする上で、転職軸を決め、内定を獲ることができるかを検討したいです。
志望企業が決まっている方は、転職の選考対策方法に困っているのではないでしょうか。中途採用の選考基準は細かく書かれていたり、日々更新されているわけではありません。どういった人を募集をしているのか、自分が内定を獲ることができそうかは転職に成功した人の実体験をヒアリングする必要があります。
選考対策をして、転職をすると覚悟を決めた方は、最後はどのように内定を獲ることができるか知りたいでしょう。内定者の面接内容を確認したり、内定実績がある人に協力してもらいながら、書類選考・面接を進めていきましょう。
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転職活動に有利な免許・資格
転職活動では、少しでも良い条件で採用されたいものです。
ここでは、転職活動で有利になる免許・資格をご紹介します。
必須とされる免許・資格
以下は、全ての求人で見た場合に必須条件とされている資格のトップ10です。
- 普通自動車第一種運転免許
- 薬剤師
- MR(医薬情報担当者)
- 建築士一級
- 臨床検査技師
- 建築士二級
- 日商簿記検定2級
- 建築施工管理技士1級
- 電気工事施工管理技士1級
- 宅地建物取引責任者
必須資格のトップは、2位以下に大きな差をつけて普通自動車第一種運転免許となりました。
これは、車の運転が営業職や技術職、専門職など職種を問わず必要な業務であるためです。
一方、2位~10位のうち8つは医療か建築系に関わる資格であることも特徴的です。
取得しておくと有利な免許・資格
次に、「あれば尚可」とされている資格トップ10をご紹介します。
これらは必須ではないものの、取得しておくと有利な資格です。
- 宅地建物取引主任者
- 日商簿記検定2級
- 建築士一級
- 薬剤師
- 建築施工管理技士1級
- 日商簿記検定1級
- 公認会計士
- 普通自動車第一種運転免許
- MR(医薬情報担当者)
- 建築士二級
建築士や薬剤師、公認会計士など、年単位で勉強を続けて取得するような、難易度の高い国家資格が並んでいるのが特徴です。
職種別の必須免許・資格
次に、職種別に必須とされる免許・資格についてご紹介します。
ここでもやはり、普通自動車第一種運転免許は職種を問わず求められているのが特徴です。
営業職
- 普通自動車第一種運転免許
- MR(医薬情報担当者)
- 生命保険販売資格一般
企画・管理職
- 普通自動車第一種運転免許
- 日商簿記検定2級
- 日商簿記検定3級
販売・サービス
- 普通自動車第一種運転免許
- 栄養士
- 旅行業務取扱管理者国内
技術職(IT/通信)
- SAP R/3認定コンサルタント(ABAP)
- 普通自動車第一種運転免許
- 基本情報技術者試験
技術職(建築/土木)
- 普通自動車第一種運転免許
- 建築士一級
- 管工事施工管理技士1級
技術職(素材/化学)
- 普通自動車第一種運転免許
- エネルギー管理士電気
- 電気主任技術者第1種
技術職(機械/電気)
- 普通自動車第一種運転免許
- 電気主任技術者第1種
- 自動車整備士1級
専門職(医療)
- 薬剤師
- 普通自動車第一種運転免許
- 臨床検査技師
専門職(不動産/士業)
- 普通自動車第一種運転免許
- 宅地建物取引主任者
- 公認会計士
専門職(金融)
- 普通自動車第一種運転免許
- アクチュアリー
- 証券外務員一種
転職活動における免許・資格取得の進め方
免許や資格を取ろうと思ったときに、無資格で先に転職活動をするのか、それとも資格を取ってから転職するのかで迷う人も多いのではないでしょうか。
どちらが正解ということはありませんが、資格を取ったからと言ってすぐに就職できるとは限らない点には注意が必要です。
前述の通り、求人では保有資格よりも実務経験が重視される傾向があります。
そのため、無事に資格が取れても、未経験で応募できる企業が見つからない可能性も考えなければなりません。
職を失ったり、無職の期間が長引いたりするリスクを考えると、未経験で働ける場所で実務経験を積みながら、並行して資格を取得するのがおすすめです。
履歴書の免許・資格欄の書き方
ここからは、履歴書の免許・資格欄の正しい書き方について解説します。
履歴書の免許・資格を書く際には、次の点に注意しましょう。
- 先に「免許」を記入し、次に「資格」を記入する
- 履歴書全体で、西暦と和暦(平成・令和など)の表記をどちらかに統一する
- 取得年月があいまいな場合は、調べて正確に記入する
- 免許・資格は省略せず正式名称で記入する
よくある免許・資格の正式名称は以下の通りです。
これらは省略せずに記入しましょう。
自動車免許:普通自動車第一種運転免許(AT限定)
英検:実用英語技能検定〇級
漢検:日本漢字能力検定〇級
宅建:宅地建物取引士
簿記:日商簿記検定試験〇級
FP:〇級ファイナンシャル・プランニング技能士
免許・資格がない場合
記入できる免許や資格が無い場合は、「特になし」と記入します。
空欄のままにはしないように注意しましょう。
また、勉強中の資格がある場合は「〇〇検定 〇年〇月試験に向けて勉強中」と書いてアピールすることもできます。
ただし、面接などでその話題に触れられる可能性もあるため、嘘は禁物です。
免許や資格があるだけで、必ずしも転職に有利という訳ではないので、正直に書きましょう。
免許・資格はあるが実務経験がない場合
免許や資格はあるものの、実務経験がないという場合には、アピールの方法にひと工夫必要です。
免許や資格の名称は、正しく伝えることが大前提となります。
そのうえで、「資格を持っている」というアピールだけでは弱いので、資格の分野に対して興味関心が高いこと、熱意を持って勉強したことを伝えましょう。
また、応募する職種そのものの経験はなくても、前職の経験で活かせそうなことを、具体的なエピソードをまじえて話すのも効果的です。
転職したい人必見!内定者の選考体験が見られるインテリゴリラとは?
『インテリゴリラ』は、最難関企業への転職を目指すハイキャリア志向の方向けに、完全非公開の選考情報をご提供している転職メディアです。
実際に内定を獲得した方々から独自インタビューを実施した内容ですので、完全に独自のコンテンツとなっています。
各業界トップ企業の選考体験記が網羅
会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
ボストンコンサルティンググループ | ★★★★★ | ★★★★ |
デロイトトーマツコンサルティング | ★★★★ | ★★★★ |
アクセンチュア | ★★★ | ★★★★★ |
日本M&Aセンター | ★★★★ | ★★★ |
リクルート | ★★ | ★★★★★ |
楽天 | ★★★ | ★★★★ |
Amazon Japan | ★★★★ | ★★★★★ |
また一般的な選考体験記と大きく異なり、インテリゴリラの選考体験記からは下記の情報が得られます。
・内定者が職務経歴書で何をPRしたのか
・面接での質問とそれに対する効果的な解答とNG解答例
・内定者から応募者への面接アドバイス
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免許・資格を取得して転職活動に活かそう
免許や資格の取得は、転職活動を有利に進めるために有効な手段です。
採用選考で同じような条件の候補者が残った場合、保有資格が最後の決め手になることもあります。
履歴書に書く際は、資格の取得年月や正式名称をきちんと調べて、正確に記入しましょう。
また、選考の場では資格をはじめ、自分の経歴なども効果的にアピールすることが大切です。
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