ウルシステムズの評判は良い?口コミから会社の成長性も解説!

ウルシステムズの評判は良い?口コミから会社の成長性も解説!

ウルシステムズへの中途採用で気になる事業内容、サービス事例、成長性、評判口コミについて紹介します。群雄割拠のITコンサルティング業界の中で漆原社長の元、高い成長性のある事業を展開しています。そんなウルシステムズの評判について気になる方は必見の内容です。

記事の目次

  1. 1.ウルシステムズの会社評判は?
  2. 2.ウルシステムズの企業情報
  3. 3.ウルシステムズの将来性
  4. 4.ウルシステムズの採用は?
  5. 5.ウルシステムズの評判・口コミは?
  6. 6.ウルシステムズへの転職は手厚いサポートのある転職エージェントへご相談を!

ウルシステムズの会社評判は?

Photo bymohamed_hassan

ITコンサルティングを提供するウルシステムズでは、将来性も高いということから、やりがいのある仕事というイメージを抱く方も多いです。
その中で、企業のIT面における経営課題を解決するという仕事柄、どうしても業務は激務となりがちな一方、裁量のある仕事で、能力さえあれば若くても昇進しやすいと言うメリットがあります。
その中で、評判口コミからわかる社風、労働環境、給与に関する現場社員の声はそれぞれ下記の通りです。

ウルシステムズの社風についての口コミ・評判

  • 新卒は毎年5~7名程度で、ほとんどが中途社員で構成
  • 多くがSIer出身者で構成されていることが影響しており、コンサルタントに成りきれていない人が多い
  • 本部長以下は基本フラットな組織
  • 創業20年目を迎え業界的には老舗にあたるが、ドットコムバブル時に創業したベンチャー気風が文化として根付いている
  • 自身が正しいと考えることを発言し、リードすることが許され、メンバーそれぞれがリーダーシップをもってプロジェクトをリードする気風

ウルシステムズの労働環境についての口コミ・評判

  • 平均残業時間が36時間
  • 案件(プロジェクト)の半数が、システム開発プロジェクトの実行支援
  • コンサルティングファームにありがちな「絵に描いた餅」のような提案・提言・振る舞いはしない
  • SE出身者が大半を占めるので、いざとなればベンダーの代わりに開発現場に乗り込んでプロジェクトをリードできる
  • 大規模なプロジェクトが多く、大人数が参画するため、各種専門性をもった人たちと知り合いになれ、お互いに刺激的な時間を過ごせる
  • プロジェクトマネジメントや戦略コンサル、アーキテクト、アナリストなどロール毎にキャリア設計が可能

ウルシステムズの給与についての口コミ・評判

  • 給与制度としては、裁量労働制で、40時間分の残業代込み
  • 通勤手当て、深夜早朝勤務手当てはあるものの、住宅手当てや役職手当て、退職金はない
  • 職位ごとに給与テーブルが定義されており、職位が変わらなければそのレンジ内で給与は上下動
  • 昇格以外でのと給与増は期待できず、最高評価を取っても数パーセント程度の昇給額
  • いくら成果があっても大幅な昇給にはならないので、中途で入社する際はギリギリまで交渉してベースアップしておいたほうがいい

ウルシステムズの成長性の高い課題解決型のITコンサルティングへの中途採用を志望する場合、下記でお伝えする口コミ・評判についての詳しい内容を読むことで自分に合う・合わないを検討してみてください。

ウルシステムズの企業情報

Photo byFree-Photos

ウルシステムズの企業概要

ウルシステムズの企業概要は下記の通りです。
企業概要

会社名 ウルシステムズ株式会社
創業日 2000年 7月 25日
設立日 2011年 10月 3日
資本金 1億円(2020年3月31日現在)
代表者 代表取締役社長 漆原 茂
事業内容 戦略的ITコンサルティング事業
主要取引銀行 三井住友銀行 丸ノ内支店
所在地

〒104-6014
東京都中央区晴海 1-8-10 トリトンスクエア タワーX 14階

グループ企業 ・ULSグループ株式会社
ウルシステムズを含むグループ企業の持株会社です。上場企業としてグループ全体の経営配分を行っています。

・ピースミール・テクノロジー株式会社
ウルシステムズの兄弟会社です。官公庁・公共事業体向けに発注側支援コンサルティングを提供しています。
主要取引先
  • 株式会社IMJ
  • アスクル株式会社
  • アットホーム株式会社
  • ANAシステムズ株式会社
  • 出光興産株式会社
  • SBIホールディングス株式会社など多数

ウルシステムズの提供しているサービス

ウルシステムズが提供するサービス内容は、下記四点です。

ウルシステムズが提供するサービス内容

  • IT戦略立案
  • 業務要件定義
  • プロジェクトマネジメント
  • 戦略的IT開発

IT戦略立案

経営戦略や事業戦略と合致したIT戦略を立案するための支援を行います。
ビジネスニーズとの乖離をなくすことでIT投資の成功率を高めます。
例えば、全社ITグランドデザインが挙げられます。
お客様のIT資産を分析し、今後目指すべきITのグランドデザインを策定し、部門横断のITガバナンスを確立し、システムの乱立や肥大化を防ぎます。

業務要件定義

お客様のビジネスゴールや業務課題を踏まえ、目指すべき業務プロセスのあり方を策定します。
あわせて業務プロセスを実現するためのシステムの要件を定義します。
代表的な要件定義として、ビジネスモデリングがあります。
ビジネスモデリングでは、UMLなどのモデリング技法を用い、業務部門とIT部門でIT活用のイメージを共有することで、全体見積もりや開発計画の精度を高めます。

プロジェクトマネジメント

お客様のプロジェクトマネジメント力を強化します。
過度のベンダー依存から脱却し、お客様自身がプロジェクトを主導できるようにします
そのためにウルシステムズは、プロジェクト管理支援、RFP策定・ベンダー選定、開発プロセス標準化、IT要員育成のラインナップを提供しています。

戦略的IT開発

最先端のテクノロジーを駆使した戦略的ITを開発します。
また、お客様自身がシステムを内製するための支援も行います。
アーキテクチャ設計・構築、先端技術検証、システム品質向上を通じて戦略的ITの開発に貢献します。
具体的には、要求開発やアジャイル開発の手法が用いられます。

ウルシステムズのサービス事例

ソニー株式会社(以下、ソニー)における、インターネットを使った新しい映像共有サービスを短期間で立ち上げることができたサービス事例を紹介します。
当時例を「背景と課題」、「支援内容とプロジェクトの成果」の順で紹介します。

  • 背景と課題
大手製造業・情報サービス業であるソニーが挑んだプロジェクトは、インターネットを使った新しい映像共有サービスサイトの構築とそのサービスの早期開始でした。
昨今、Web2.0と呼ばれる技術革新により、企業が情報を一方的に発信するだけでなく、消費者が作成した情報を発信するユーザー参加型の新しい情報化社会が形成されつつあります。
このような環境の下、ソニーは自社製品とインターネットの融合を見据え、Web2.0技術を使った新しい映像共有サービスの立ち上げに着手しました。
プロジェクト成功のためには次の二点の課題を解決する必要がありました。
  1. ユーザーに広く受け入れられる新しいインターネットサービスを立ち上げるために、ビジネスのアイデアを迅速にシステム化すること
  2. そのために、要求・仕様の変更に柔軟に対応できる開発方法論を導入すること
  3. 少数精鋭にて、企画・設計からデザイン・開発にいたる工程を網羅できる体制で挑むこと
 
  • 支援内容とプロジェクトの成果
ウルシステムズは「ビジネスとITのギャップを埋める」4つのコンサルティングサービスのうち、プロセスとスキルのギャップを埋めるサービスを提供しました。
その結果、Web2.0技術をふんだんに活用し、Webでありながらユーザーがリビングでテレビを見るときと同じように簡単かつ連続的な映像視聴を可能にしました。
ウルシステムズのWeb2.0を使った新しい開発方法論は、その後も先進的なインターネットサービスの立ち上げに活用されています。
ビジネスとシステムのギャップを埋める独自の開発方法論をWeb2.0に適用し、2週間に1回リリースする反復開発において動的な要件管理ツールを用い、ユーザーからのフィードバックやビジネスアイデアを迅速にシステムに反映しました。
少人数でのプロジェクトを統括、UI設計・デザイン、開発などのチームを統率して効率よくプロジェクトを遂行することに成功しました。

ウルシステムズの将来性

フリー写真素材ぱくたそ

ウルシステムズの社長

ウルシステムズの代表取締役社長には、漆原 茂氏が就いています。
漆原氏は、高校卒業後、東京大学理科一類へ進学し、工学部計数工学科へとすすみ、1987年(昭和62年)に卒業し、沖電気工業に入社しました。
同社在籍中の2年間、スタンフォード大学コンピュータシステム研究所客員研究員を務め、帰国後、オープン系大規模トランザクション処理システムを多数手がけ、製造・流通、公共、通信、金融などの業務システム構築を実施しました。
2000年7月、ウルシステムズを設立し、代表取締役に就任し、わずか六年後の2006年2月21日、JASDAQ市場に上場を果たしました。

ウルシステムズの経営方針

ウルシステムズの強みとして、下記三点が挙げられます。

  1. エンジニアリングとコンサルティングの「二刀流」
  2. 中立・独立の立場でお客様の課題に最適解を提示
  3. 最先端のテクノロジーにいち早く対応
今後も最先端のテクノロジーを駆使しながら、業務システム開発を熟知したメンバーがコンサルティングスキルを併用しお客様の課題解決を支援していきます。
また、同社はベンダーとの癒着関係も無いので、売らなければいけない製品、使わなければならないソリューションも無いので、お客様の課題を解決した後の成功のために今後も全力を尽くしていきます。

ウルシステムズの採用は?

Photo byTumisu

ウルシステムズの採用方針

ウルシステムズの採用方針として、「ITエンジニアに最高の舞台を」を掲げています
下記では、求める人物像を紹介しますが、技術面のみならず、マインド面も重要視していることがわかります。

ウルシステムズの求める人物像

ウルシステムズでは、社内のほとんどが中途採用です。
その傾向から、技術面や経験面でも高いレベルが求められますが、マインド面でも同社は求める基準があります。
技術面・経験面では、下記四点が挙げられます。

  1. 業務アプリケーションの新規開発経験がある
  2. オープン系技術での開発経験がある
  3. 顧客折衝経験がある
  4. リーダー経験がある

一方で、マインド面では下記四点が挙げられます。
  1. 顧客本位の考え方ができる
  2. エンジニアとしてのプライドを持っている
  3. 意欲的・自律的である
  4. 変化を楽しめる

これら全てを持ち合わせることは非常に難しいですが、自分に共通して感じる部分がある場合には、ぜひ同社の中途採用にチャレンジすることをお勧めします。
そこで、実際に各トップ企業に採用された方の非公開の選考体験記を載せたサイト、インテリゴリラを利用してみてはいかがでしょうか。
本気でコンサルティングファームに内定したい方はこちら。

ウルシステムズの評判・口コミは?

Photo byFree-Photos

待遇についての評判

ウルシステムズにおける待遇についての評判・口コミを下記で紹介します。

男性

男性

ITコンサルタントとしては普通の給与水準で、安くもなく高くもない年収です。
ただし、昇給レンジが非常に小さく、且つ絶対評価であるため、いくら成果があっても大幅な昇給にはならないです。(絶対評価だと一見上がりやすく思うが、所詮原資は決まっているので理由をつけて大幅昇給させない傾向が強い為。)
10年勤めても今の評価制度では大した昇給が見込めないと言う課題があるので、中途で入社する際はギリギリまで交渉してベースアップしておいたほうがいいです。

男性

男性

職位ごとに給与テーブルが定義されており、職位が変わらなければそのレンジ内で給与は上下動します。
賞与は年2回支給され、直前半期の実績と会社業績により支給額がきまります。
これも職位に応じて賞与レンジが決まっているため、びっくりするような額が支給されることはほぼないです。

仕事のやりがい・成長についての評判

ウルシステムズにおける仕事のやりがい・キャリアの成長性についての評判・口コミを下記で紹介します。

男性

男性

仕事のやりがい:
顧客であるプロジェクトオーナーの立場から、自身が正しいと考えることを発言し、リードすることが許されていることで、メンバーそれぞれがリーダーシップをもってプロジェクトをリードする気風であることで非常にモチベーションが上がります。

キャリアの成長性:
インフラのアーキテクトとして、大規模プロジェクトのグランドデザインを主導でき、6年にわたる長期プロジェクトの PMO として、顧客とともにマルチベンダーコントロールの経験をつめたことが自分の成長に繋がりました。

女性

女性

仕事のやりがい:
ITコンサルタントとして、顧客とともに汗をかき、同じゴールを目指して成功させるのはウルシステムズの醍醐味です。
難しい案件が多く、顧客の期待値が高いので、やりがいがあります。

キャリアの成長性:
プロジェクトマネジメントや戦略コンサル、アーキテクト、アナリストなどロール毎にキャリア設計が可能です。
ただし、どのロールにもコンサルタントとしてのファンデーションな部分が求められるため、ドキュメントや会話が苦手だとキャリアが行き詰まります。

女性

女性

仕事のやりがい:
各企業でのプロジェクトにて、事業会社やパートナー(SIer/Cons)とのディスカッションや協同作業を通じて、ITを利活用し、如何にビジネスを大きくしていくかを具現化するのは、大きなやりがいがあります。
今までにないチャレンジングな構想も多く、未踏領域での課題解決にはエンジニア/コンサルタントとしての働く意欲がでてきます。

キャリアの成長性:
特定の顧客に対して狭い領域のエンジニアリングを提供していた仕事から抜け出し、日本有数の様々な企業といろんな仕事を経験できた価値は非常に大きいです。
大規模なプロジェクトが多く、大人数が参画するため、各種専門性をもった人たちと知り合いになれ、お互いに刺激的な時間を過ごせます。
プロジェクトマネジメント補佐の仕事が多く、自身の舵取りにより、プロジェクトの成否が左右されるため、責任は重大であり、緊張感もあります。

社員の雰囲気についての評判

ウルシステムズにおける社員の雰囲気についての評判・口コミを下記で紹介します。

男性

男性

新卒は毎年5~7名程度で、ほとんどが中途社員で構成されています。
コンサルティング会社ではあるが、中途採用の多くがSIer出身者であり、案件(プロジェクト)の半数が、システム開発プロジェクトの実行支援となっています。
技術力を売りにしていますが、本当に高い技術力を持った人は限られており、コンサルタントらしい思考の人も限られています。
その辺りは多くがSIer出身者で構成されていることが影響しており、コンサルタントに成りきれていない人が多いです。

女性

女性

本部長以下は基本フラットな組織です。
プロジェクト毎にチームを編成するため、メンバー間での年齢や在籍年数による上下関係はないです。
実力のある者がより高いミッション・責任を与えられるので、不公平感もありません。

コンサルティングファームにありがちな「絵に描いた餅」のような提案・提言・振る舞いはしない会社です。
SE出身者が大半を占めるので、いざとなればベンダーの代わりに設計・開発・テストなどのタスクを遂行でき、実際にプロジェクト立て直し時は開発現場に乗り込んでプロジェクトをリードします。
成長意欲の高いメンバーが多く、同じことを続けていればよいという人は居心地の悪さを感じるようになりますが、他人を蹴落としてまで上にあがろうというような人はいないです。

男性

男性

創業20年目を迎え業界的には老舗にあたりますが、ドットコムバブル時に創業したベンチャー気風が文化として根付いています
エンタープライズ向けのコンサルティングを主力としているものの、経営層としてはテックベンチャーとして名をあげたいと考えています。
創業者社長がとにかくパワフルで、その配下の中間管理職らは勢いについていくのが大変ですが、決して理不尽に疲弊しているわけでもないです。

ウルシステムズへの転職は手厚いサポートのある転職エージェントへご相談を!

ウルシステムズへの中途採用のために、平均年収、労働環境、社長の思い、成長性のある事業内容、評判・口コミについて、紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

ウルシステムズは2000年に創業し、成長性の見込まれるITコンサルティング事業を展開してきました。
サービス内容は、クライアントのIT周りの課題を解決するべく、IT戦略立案、業務要件定義、プロジェクトマネジメント、戦略的IT開発の四つを展開しています。
当時の見立て通り、ITコンサルティングは非常に成長性が高く、同業他社もその成長性に可能性を感じ、非常に競争が激しい領域になりつつあります。
現在、漆原社長のもと、その成長性ある事業に磨きをかけていますが、クライアント自身がITを舵取りし、IT投資のイニシアチブを握るために必要なサポート、最先端のテクノロジーを使ってビジネスモデルをどう革新するかを中心に支援している点が同業他社と一線を画しているといえます。
また、IT分野だけではなく、経営戦略から携われることで、口コミからも非常にやりがいがり、成長性の高い会社であると言えます。
しかし、同社に入社するための中途採用の選考は非常に高難易度だという口コミが多いです。

そんな高難易度の採用プロセスであるウルシステムズへ転職したいのなら、転職エージェントの利用をおすすめします。
なぜなら、ウルシステムズのような大手企業の場合は、大手の転職エージェントに求人依頼をして採用をおこなっているという口コミが多い傾向にあるからです。
また、これまでに転職者を支援してきたノウハウで、応募書類の作成・添削から、難易度の高いケース面接の対策までおこなってくれます。
自分で直接応募するよりも内定獲得に向けた対策を万全にすることができます。

より準備を万全にしたい方は、実際に各トップ企業に採用された方の非公開の選考体験記を載せたサイト、インテリゴリラを利用してみてはいかがでしょうか。
 

亀ちゃん
ライター

亀ちゃん

新卒でコンサルティングファームに入社し、様々な業種のクライアントの課題解決に取り組む。コンサルティングファームで得た人脈やスキルを活かし、フリーコンサルタントとして独立。コンサルティングファームで得た専門性を基に、コンサルティングファームや難関企業の記事を執筆。

目次

人気記事ランキング