手取り15万円の生活とは？毎月の生活費や一人暮らしはできるのかを調査！

手取り15万円もらうには、給与や年収は額面でどれほど必要なのでしょうか？
ここでは、その給与や年収からどれだけの保険料や税金が差し引かれるのかとともに、手取り15万円の給与内訳を解説します。

手取りとは、自分が実際に受け取れる給与のことを指します。額面の給与から各種保険料や税金が差し引かれ、手元に残る、給与として口座に振り込まれるのが手取りというわけです。
なお、差し引かれた保険料や税金は、従業員に変わって会社が国や地方自治体に納付します。
手取り15万円は額面の給与で18~19万円程度になります。年収で言えば216〜228万円です。

各種保険料や税金で3万円差し引かれ、手取りが15万円となります。

手取り15万円の給与内訳は上記で解説したとおりです。

では実際の手取り15万円では、いったいどのような生活になるのでしょうか？

一人暮らしや貯金ができるのかなど、皆さんが気になるポイントもまとめて解説していきます。

結論からいうと、手取り15万円で一人暮らしは可能です。

家賃は月収の3分の1程度が目安と言われていますが、手取り15万円の場合は5万円程度が家賃の目安と言えます。
東京都内の23区内だと、1K、1DKであれば家賃相場は6~9万円程度と手取り15万円では難しい水準になります。
ただ、埼玉県や千葉県、東京都内の23区外であれば、1K、１DKの家賃相場は5~6万円程度になります。
場所を選ばなければ、手取り15万円でも家を借りることができます。そして、家賃を差し引いて残る約10万円を生活費として生活できれば、一人暮らしできると言えるわけです。

手取り15万円で一人暮らしは可能ですが、妻子を養うのは難しいです。
妻子を養おうと思えば、まず賃貸は1LDK以上であることが理想的でしょう。東京都23区内で1LDKを借りようとすると、最低ラインでも10万円はかかります。

東京都23区外や都心からやや離れた場所で1LDKを賃貸しようと思っても、7~8万円程度はかかってしまいます。
その家賃に加え、パートナーの生活費、養育費を考えると、手取り15万円で妻子を養うのは無理があるでしょう。最低でも22~23万円程度の手取りが必要です。
ただし、パートナーの給与・年収によっては手取り15万円でも結婚生活を送ることはできます。もしくは実家に住むなど、固定費を最小限に抑えられるのであれば、手取り15万円でも妻子を養えるケースはあります。

手取り15万円の場合、貯金は少額、もしくはできないことが多いです。

目安どおり5万円程度のアパートを賃貸したとしましょう。
下記でもご紹介しますが、生活費には平均で10万円程度かかってきます。家賃・生活費を考えると、手取り15万円は月内で全て使いきってしまう計算になり、貯金できるお金はなくなります。
もちろん、上手く節約して余ったお金を貯金に回すこともできます。ただ、貯金できる金額は少額になります。

手取り15万円で貯金をするには、家賃を抑えるか、節約して生活費を削るかになります。ただ、現実的には貯金に回せるお金は少額になってしまうと言えます。

上述したとおり、手取り15万円で一人暮らしはできるものの、妻子を養うことや貯金することは難しいです。

他方、手取り15万円の生活費の内訳はどうなるのでしょうか？

ここでは手取り15万円の生活費の内訳について解説します。

家賃は上述したとおり、給与の3分の1程度が目安になります。

そのため、手取り15万円であれば家賃の目安は5万円程度になります。
東京都23区内で家賃5万円の物件を探そうと思うと、駅から遠い、築年数がかなり経過しているなどの物件であれば見つかります。
一方で、東京都23区外や地方の場合は、立地や築年数などの条件がある程度良くても、家賃5万円の物件を借りることはできます。

手取り15万円の水道光熱費は1万円程度です。
より詳しい内訳としては、電気代が5,000円程度、ガス代が3,000円程度、水道代が2,000円程度になります。

これより安ければ上手く節約できている、これより高額であればやや使いすぎだと言えるでしょう。
また、通信費には7,000円程度かかります。スマートフォンの通信費が5,000円で、Wifiなどの通信環境を利用すると、プラス2,000円かかる計算です。
もちろん、スマートフォンの料金プランの見直しなどを行えば、より節約できると言えます。ただ、平均としては7,000円程度かかるようです。

食費には3万円程度かかります。

1日1,000円で、1ヶ月30日で計算しています。
一人暮らしで毎日自炊をすればこれより7,000円〜1万円程度抑えることができます。
ただ、仕事をしながら毎日、毎食自炊というのは難しいことが多いでしょう。そうすると、現実的には月3万円程度の食費が生活費としてかかってくるというわけです。

消耗品代には25,000円程度かかります。

消耗品代にはティッシュや洗剤などの家事用消耗品、食器やタオルなどの家事雑貨、歯ブラシや石鹸、化粧品などの理美容用品、その他衣類代などが含まれています。
化粧品などが余分にかかるため、女性のほうがより消耗品代はかかると言えます。

交際費は人それぞれで大きく異なりますが、平均として15,000円程度月にかかります。
交際費には友人や恋人、職場の同僚との付き合いにかかる出費が含まれています。
人付き合いが多い、飲み会が多いなどの方は、交際費が膨らむこともあるでしょう。

人付き合いに関わるお金のため、交際費を節約するのは難しいという方はかなり多く、月に25,000円程度はどうしてもかかってしまうようです。

上記の他には娯楽費などがかかります。

娯楽費は自分の趣味にかけるお金と言い換えれます。多趣味であったり、休みの日に趣味の時間を多く使う方であれば、娯楽費は多少かかってくるでしょう。
その他には旅行代や知人の結婚式のご祝儀代など、毎月かかってくる生活費の他に、突発的な出費もあります。
こうした娯楽費や突発的な出費も生活費の一部として、多くかかってくることもあるでしょう。

手取り15万円の生活費の内訳は上記のとおりです。

生活費は合計で月10万円程度はかかり、一人暮らしで家賃がかかるなら、余裕のあるお金はなくなってしまいます。つまり、手取り15万円で貯金するのは難しいというわけです。

そうした中で、貯金に回すお金、余裕のあるお金を生むためには節約が大切になってきます。

では手取り15万円でどのようにすれば節約できるのか？ここでは節約のコツについてご紹介します。

まず固定費を見直すのが大切になります。

例えば、一人暮らしでかかる固定費といえば、家賃、通信費などでしょう。
家賃は固定費の中でも、最も大きな割合を占める費用です。手取り15万円の目安の家賃は5万円程度とお伝えしましたが、4万円以下に抑えるのが理想的です。

また、通信費については料金プランの見直しを行う、もしくは格安SIMなど他のサービスを利用し、節約するのがいいでしょう。
2021年3月現在、政府は通信費の大手通信会社の料金値下げに向けて法整備を進めています。
そのため、これから必然的に通信費が下がる可能性もありますが、現状で節約できるのであれば、節約するのがおすすめです。

一人暮らしをしていると、食費は大きな負担になります。
毎日ランチ・夕食を両方外食で済ませてしまうと、月3万円では抑えられないでしょう。

そのため、自炊を増やすのが節約のコツです。作り置きなどしてきちんと自炊ができれば1食200~300円程度まで抑えることができ、月に7,000〜10,000円程度の節約をすることができます。
食費は必ず毎日かかってくるものであるため、食費が多くかかってしまうという場合は、自炊を増やし節約するのがいいでしょう。

次に電気代を節約します。

電気代として多くかかってくるのはエアコン代、照明代です。
そのため、エアコンは温度を調整したり、こまめに消すことなどを心がけましょう。また、照明は消し忘れに注意し、無駄に照明が付いていることのないようにするのがいいです。
電気代は上述のとおり、無駄に消費しないことで節約することができます。癖づけることが大切なので、すぐに実践していくのがおすすめです。

サブスクを有効活用し節約しましょう。サブスクとは月額料金制のことを指します。

例えば、映画が好きで休日にDVDをレンタルしているとします。DVDのレンタルで毎月1,000円以上かかってしまうという場合には、映画が見れるサブスクサービスを利用するわけです。
映画のサブスクサービスはだいたい毎月1,000円程度で映画が見放題になります。そうすると、毎回かかっている費用がなくなり、毎月の少額の料金だけで趣味などを楽しむことができます。

もちろん、映画以外にも様々なサブスクサービスがあります。もし娯楽費がかかりすぎているなどの場合は、代替できるサブスクサービスがないか、調べてみるとよいでしょう。

手取り15万円だと、節約する必要があり、自分の好きなこと、趣味に使えるお金に限りがあります。
そのため、手取り15万円よりも高い給与・年収が欲しいという方は少なくないでしょう。
そこで、手取り15万円から年収をアップさせる方コツを解説します。

年収アップしたいなら、まずは昇進・昇格を目指しましょう。

昇進・昇格できれば、ほとんどの会社で自ずと給与ベース・年収がアップします。
ただ、年功序列の会社や昇進・昇格のペースが遅い会社ではこの方法はやや難しいと言えます。

資格を取得するのも年収アップには良い方法です。
今の仕事で活かせる資格を取得すれば、会社での評価が高まったり、任される仕事が増えるため、自ずと年収アップできる可能性が高くなります。

副業をするのも年収アップには有効です。

最近は副業について、会社や社会が規定を緩和する動きがあり、副業しやすくなっています。副業をすれば、本業の給与に加えて、副業の給与が加算されるため、生活に余裕を持つことができるようになります。
ただ、まだ副業を解禁していない会社に勤めている場合や副業する時間がない場合は、副業をして年収アップする方法は難しいと言えるでしょう。

転職するのは年収アップする上では最もおすすめの方法です。

年収アップするために転職する人は非常に多く、実際に年収アップできている人も多くいます。
今の業界・職種で転職する、未経験の業種・職種に転職するでも良いでしょう。求人を見て、どの業界・職種であれば年収アップしやすいかまずは検討してみるのがおすすめです。

上述のとおり、年収アップするためには転職が最もおすすめです。
ここでは手取り15万円から転職する時のポイントについてご紹介します。

まずは業種研究をしましょう。

業種研究では、どのような業種があるのか、どういった業種なのか、その業種で求められる経験やスキルは何か、年収はどの程度になるのかを把握してください。
業種研究することで、どういった転職先が良いのかが見えてくるようになります。

結論からいうと、転職するなら若ければ若いほど良いです。

さらにいうと、未経験の業種にチャレンジしたいのであれば、20代で転職するのがいいです。
同じ未経験者であれば、より若い人を採用したいというのが採用企業の本音です。
30代だという方でも、もし転職を検討しているなら、早いうちに転職活動しましょう。

手取り15万円から転職するには、自分にあった転職サイトを選ぶようにしましょう。

それぞれの転職サイトで得意とする業種、転職のサポート体制、求人量や質が異なります。
その中から自分の希望や経験・スキルに合った転職サイトを選ぶのがいいというわけです。
もしどの転職サイトが良いのかわからないという場合は、下記でご紹介する転職サイトをまずは選んでみましょう。

転職志望の貴方のために、下記の3つの条件を満たす転職サイトを厳選しました。

1. 幅広い業界の求人（非公開を含む）を保有している可能性が高いか
2. 適性に見合った大手・有名企業の求人も提案できる力を保有しているか
3. 転職を手厚くサポートできる体制と優秀なエージェントが社内にいるか

『リクルートエージェント』は、求人保有数・内定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
担当になるアドバイザーによってサービス品質やサポートの手厚さに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒や未経験向け求人からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。
業界最大手なので、大企業やメガベンチャーへの多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。

• 社内に圧倒的な企業情報や選考ノウハウの蓄積
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『doda』は、転職サポートに定評のある国内トップクラスの総合転職エージェントです。

求人保有数はNo.1では無いものの、担当アドバイザーによってサービスの質が異なるという口コミも少なく、サポート体制がしっかり構築されているエージェントだと言えます。
また履歴書添削・面接対策等の実践的なサポートも手厚く評判の良いエージェントの1つです。
リクルートの担当者が微妙なこともあるため、必ず登録しておきましょう。

また、転職サイト内にある『転職人気企業ランキング』(下記で詳しく解説しています。)は転職市場でどのような企業が人気なのかを知りたい人には参考になるので一見の価値はあります。

『パソナキャリア』は、2020年オリコン顧客満足度調査1位の総合転職エージェントです。

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