ゴールドマンサックスの平均年収は?
ゴールドマンサックスの年収は1,869万円程度です。
ただし有価証券報告書がないため平均年収は公開されていません。正確な情報は非公開で把握できないので、上記は社員の口コミをもとに算出したものです。
日本企業の平均年収の443万円と比較すると、ゴールドマンサックスは4.2倍もの差があり高給であることが分かります。(日本企業の平均年収は国税庁が調べた「令和3年分民間給与実態統計調査」による)
ゴールドマンサックスの平均年収は、他のサイトの情報では750~6,000万円と人によってかなり幅が大きいです。年収の幅は給与制度によるものが大きく、インセンティブやボーナスによって変動しています。また、勤務年数による昇給額の幅も大きく関係していると言えます。
ゴールドマンサックスは年収が高い分、残業時間が長いです。所属する部門やチームにもよりますが、残業時間の平均は70時間を超えています。転職の際は、働きに見合った給与であるかを事前に確認しておきましょう。
給与・評価制度の評判
女性
男性
給与制度:決め方は良くわからない。定期昇給的なものはない。
評価制度:360度評価ということで業務で関わった人複数名にコメントをもらって上司が取り纏める方式。
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転職活動をする上で多くの人が悩んでいること
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ゴールドマンサックスの年代別・職種・役職別年収と競合他社との比較
ゴールドマンサックスの年代別の年収
ゴールドマンサックスの年代別平均年収
- 新卒:900万~1,500万
- 30代:1,500万~2,000万円
- 40代:1,800万~2,500万円
- 50代:2,000万~2,500万円
平均年収は年代によって100万単位で昇給しています。
新卒から30代での給与の上がり方が最も大きく、徐々に実力に応じて個人差が出る傾向があります。ですが、ゴールドマンサックスの年収は年功序列ではなく、実力で評価されるため、下記の新卒・30代・40代・50代の年代別での平均年収は、参考程度に確認しましょう。
新卒の年収は900~1,500万
新卒入社の場合は入社1年目から3年目はアナリスト職として働くことが多く、その平均年収は約900~1,400万円です。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査結果の新卒の年収データによると令和元年の大学卒の初任給の平均は202万円なので、比較するとゴールドマンサックスの年収は少なくとも4.5倍ほどあり、かなり高い水準であることが分かります。
ゴールドマンサックスは、年俸制で実力主義の組織であるため、結果次第で年収を上げられます。
30代の年収は1,500~2,000万
30代の平均年収は完全出来高制のためバラつきは出てきますが、約1,500~2,000万円です。
30代の平均年収は437万円なので、同世代と比べると3倍以上の給与水準になっています。
担当職務による責任や人間関係など30代は仕事上での変化も大きいですが、実績のぶんだけ報酬がもらえるので新卒に比べて年収はかなり高額になります。
職場環境に関してもスポーツジムやカフェが利用できるため、満足度の高い企業です。
40代の年収は1,800~2,500万
40代の平均年収は、約1,800~2,500万円です。
40代の平均年収は502万円なので、同世代と比べると3.5倍以上の給与水準になっています。
家族との時間や将来のビジョンによって、社員それぞれの働き方や仕事への意識が変化する年代ですが、ゴールドマンサックスの40代の平均年収は相変わらず高いです。
福利厚生では、年末年始に行われるパーティーや海外勤務者向けの年金制度などもあります。
50代の年収は2,000~2,500万
50代の平均年収は、約2,000~2,500万円です。
50代以上の平均年収は613万円なので、同世代と比べると3倍以上の給与水準になっています。
実力主義の社風もあり、当然ながら50代でも成果を出し続ける必要があります。
多くの業務量をこなせる体力は必須ですが、理想の働き方を実現するマネジメント能力をつけている人が多そうです。
ゴールドマンサックスの実力主義の年収制度は、パフォーマンスが下がれば年収も比例して下がるため、成果を上げて続けていくことが重要です。
ゴールドマンサックスの職種別の年収
ゴールドマンサックスの職種別年収
- オペレーション:1,220万円
- コンプライアンス:1,270万円
- エンジニアリング:1,650万円
- ソフトウェアデベロッパー:1,000万円
- ソフトウェアエンジニア:1,100万円
- データサイエンティスト:1,170万円
職種別の年収を比較すると、エンジニアリングがもっとも高い傾向がみられました。
金融商品への知識に加え、ITや経営などの専門知識や経験があると高報酬につながるようです。
職種によって基本給の差はありますが、大きく差がつくのはボーナスで個人の成績次第によって変動します。
ゴールドマンサックスの役職別の年収
ゴールドマンサックスでは個人の能力や成績に応じて4つの役職があります。
4つの役職はそれぞれ「バックオフィス」「フロントオフィス」に分けらられます。
- アナリスト
- アソシエイト
- ヴァイスプレジデント
- マネージング・ディレクター
アナリスト
バックオフィス | 約600~950万円 |
フロントオフィス | 約800~1,500万円 |
アナリストは主に入社1年目から3年目の新卒のスタートポジションの社員の役職です。
新卒といってもゴールドマンサックスの場合は平均的な大卒の初任給と比べると、3倍以上の年収が見込めます。成果次第では、新卒1年目から1,000万円以上を稼ぐことも可能です。
アソシエイト
バックオフィス | 約900〜1,550万円 |
フロントオフィス | 約1,450〜3,000万円 |
アソシエイトは主に入社4年目から6年目の基幹業務を担うが自己裁量権のない社員の役職です。
フロントオフィスは多忙と言われていますが、その分成果に合わせて年収に反映されやすくなっています。
ただバックオフィスであっても他社に比べると、かなり高給であることは変わりありません。
ヴァイスプレジデント
バックオフィス | 約2,000万円〜2,550万円 |
フロントオフィス | 約3,500万円~ |
ヴァイスプレシデントは、主に入社7年目以降の課長・係長クラスの社員の役職です。
ここまではキャリア年数に応じて昇進できる可能性があります。
しかし次のマネージング・ディレクターは、さらに実力が認められた社員でなければ昇進するのは難しいです。
このクラスは実力差が如実に表れるとも言えるでしょう。
マネージング・ディレクター
バックオフィス | 約3,000〜5,000万円 |
フロントオフィス | 約5,000〜数億円 |
マネージング・ディレクターは実力に応じた部長・常務クラスの社員を意味する役職です。
年収も実績やスキルに応じて変わるので、マネージング・ディレクターの中でも年収には幅があります。
このクラスになるとインセンティブやボーナスによる個人差が大きく、年収は参考データにしかなりません。ですが、ディレクティング職などの役職につければ、成果次第で年収1億円以上を稼ぐこともできます。
ゴールドマンサックスと競合他社との年収の比較
平均年収 | 年収幅 | |
ゴールドマンサックス | 1,947万円 | 約750~6,000万円 |
バンク・オブ・アメリカ(BofA証券) | 2,556万円 | 約500万〜1億円 |
モルガン・スタンレーMUFG証券 | 2,223万円 | 約700万~1.8億円 |
J.P.モルガン | 1,654万円 | 約700~4,000万円 |
同じアメリカ系投資銀行である競合4社と比較すると、ちょうど中間あたりの年収と言えるでしょう。
どの競合も世界を代表する大企業であるためこの位置ですが、日本の正規雇用の正社員の平均年収と比較すると4社とも3~5倍と、極めて高いということは改めて認識しておきましょう。
ゴールドマンサックスの給与体系の特徴
給与体系の特徴
- Up or Out
- 年俸制
- ボーナスもある
給与体系は外資系企業特有の「Up or Out」「年俸制」の文化があるので、日本企業の年功序列の文化しか知らない人は注意が必要です。
基本的には実力主義という考え方で、結果に応じて給与も上下するということです。
厳しいようにも感じますがボーナスもあり、それぞれの社員の働きが平等に評価されるということもできます。
Up or Out
Up or Outとは、「Up=昇進」「Out=辞める」という白黒はっきりさせる実力主義の文化です。
結果を出した社員は昇進して高い給料が支払われるのに対し、昇進できない社員は会社に居続けられないという外資系企業の多くが採用している考え方です。
完全実力主義の厳しい文化ですが、日本企業と比べると平均年収が高いことで知られています。
年俸制
年俸制とはあらかじめ決められた年間報酬を、12カ月に分割して毎月の給料として支払われる制度です。
この制度は外資系証券会社やスポーツ業界など、労働時間で成果を計りにくい業界で多く採用されています。
ゴールドマンサックスでは実力主義の報酬制度のために採用していると言えるでしょう。
ボーナス
上記で年俸制といいましたが、ゴールドマンサックスはそこに加えてボーナスもあります。
ボーナスの金額はそれぞれの社員の成績や将来性、会社の業績などが考慮されて決められます。
金額は時期や状況によって変化するので、断定はできません。
ゴールドマンサックスの評価制度・年収を上げるためには
では実際に、ゴールドマンサックスへ転職をした後に成果を出しボーナスや年収をどのように上げていくかを解説していきます。
もちろん実力主義が大前提ですが、ここでは細かくゴールドマンサックスの評価制度について解説をしていきます。
ゴールドマンサックスの評価制度
ゴールドマンサックスでは、360度評価制度が導入されているため、非常にフェアで公平な評価が下されます。
360度制度とは、その名の通り、偏りなく全員から評価される制度であり、特定の上司の顔色などを窺う必要がありません。
自身の部署の直属の上司からの評価はもちろんですが、他部署の上司や先輩社員からの評判も、直接年収に関わってきます。
そのため、チームの領域を超え多くの社員と協力をしていくことが多いゴールドマンサックスでは、多くの社員が自身の評価制度に加わってくれるため、偏りが出づらく公平な評価を得られる傾向にあります。
またフィードバックのスピードも速いため、評価後疑問に思ったことや意見があれば、すぐに上司の元へ伝えに行くことができます。
評価後はもちろんのこと、ゴールドマンサックスでは評価前の定期的な面談でもフィードバックの機会が多いため、事前に自身の行動が評価軸に当てはまっているかも逐一確認できます。
特に評価制度はボーナスの査定などに直結するため、多くのボーナスを獲得したいと思っている人は、事前のフィードバックの時間を大切にすることをおすすめします。
ゴールドマンサックスで年収をあげるためには
先述でも何度も触れましたが、ゴールドマンサックスは典型的な外資系企業の風潮が強いため、基本的に成績に比例して年収が上がります。
成果を残す人間が多く残るため、必然的に毎年自身の年収は上がり続ける傾向があります。
またゴールドマンサックスでは、ボーナスのふり幅が非常に激しいため、自身の業績が良いときはボーナスがベースサラリーを上回ることも少なくありません。
逆に自信の業績が悪いと、極端にボーナスが減るため、その年の年収はおのずと低くなってしまいます。
そのためゴールドマンサックスで年収を上げるのであれば、毎年のコンスタントな年俸のアップを狙うのはもちろん、ボーナスの獲得も意識していく必要があるります。
口コミサイトなどを調査すると、年間のボーナスだけで1,000万円以上を記録しているなどの口コミも目立っています。
ゴールドマンサックスの中途採用情報
ゴールドマンサックスの日本法人の採用状況は、現在下記の通りです。
職種 |
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勤務地 |
|
勤務時間 |
9:00~17:30 |
休日・休暇 |
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待遇 |
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諸手当 | 通勤手当 など |
ゴールドマンサックスの選考プロセスは下記の通りです。
- 書類選考
- 筆記テスト
- 1次面接
- 2次面接
- 最終面接(人によっては最終面接までに複数回の面接あり)
実際の面接は、比較的穏やかな雰囲気で圧迫面接ではないようです。
ゴールドマンサックスの国内の求人はアナリストの募集が多いですが、それぞれのスキルや経験によってポジションはいくつかあります。
最新の求人情報の詳細は企業の公式採用サイトから調べることができます。
採用大学
東京大学や京都大学など、国内トップ大学出身者の採用実績があります。
社員の学歴として出身大学を以下で紹介します。
- 東京大学
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- 東京工業大学
- 一橋大学
- 上智大学
- 中央大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 学習院大学
- 筑波大学
- 横浜国立大学 ほか
ゴールドマンサックスはどんな会社なのか?
ゴールドマン・サックスの会社概要は下記の通りです。
商号 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 |
代表者 | 持田昌典 |
設立年月日 | 1869年 |
従業員数 | 約36,600名(日本法人:約1,100名) |
資本金 | 836億1,600万円 |
本社 | アメリカニューヨーク州ウェスト・ストリート200 |
日本法人本社 | 東京都港区六本木6丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー |
売上高 | 445.6億ドル(連結) |
事業内容 | 金融商品取引法その他の法律により金融商品取引業者が行うことができる業務及びこれに付帯関連 |
ゴールドマンサックスの事業内容は以下のとおりです。
- 顧客のアドバイザーであり金融機関でもある「投資銀行業務」
- 機関投資家の金融商品を売買をサポートする「取引証券業務」
- 投資家と組織やプロジェクトをつなぐ「投資業務」
- 中長期的な収益をめざすサービスの「資産運用業務」
- 市場の調査リポートを提供する「投資調査業務」
日本での実績
ゴールドマンサックスの日本での事業実績は
- 「R&Iファンド大賞2023」において、最優秀ファンドを受賞
- 経営難に陥っていたユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの支援
- イー・モバイル、イー・アクセスへの出資
- 郵便貯金、簡易生命保険の投資顧問
- NTTドコモの海外IPOサポート
ゴールドマンサックスの強みである長期間にわたって多額の資金が提供できることを活かして、成長が見込まれる企業に対して投資を行っています。
ゴールドマンサックスの評判
ゴールドマンサックスは、激務であると言われていますが、実際に働く社員はどう感じているのか、職場環境・働きがい・ワークライフバランスの口コミを紹介します。
転職を考えている方は、下記を参考にしてください。
ゴールドマンサックスの職場環境
女性
チームワークをとにかく尊重する組織文化です。おそらく世の中の大半の方が持っているイメージよりもかなりみなさん(特に管理部門)人が良くて、かと言って外資系らしいさっぱりさもあるので、気持ちよく働くことができる会社です。ただやはり高いパフォーマンスが求められる会社ですし、パフォーマンスを出していない社員に対して厳しい会社ではあるので、向き不向きはあると思います。グローバルで、頭の良い仲間と一緒に切磋琢磨して働きたい方にはとてもおすすめです。
男性
中長期的なキャリアアップを志向する個人が集まっており、相対的に恵まれた報酬制度と相まって業務推進力は高い。外資系の持つ風通しの良い自由闊達な雰囲気だが、日本に存在する外資系として、中盤〜シニアには日系金融機関出身者も多く、日本的な泥臭い面もみられる。時にはそれが故に、若手が動きづらい・望むキャリア形成が達成できないこともある。
ゴールドマンサックスの働きがい
男性
最大の働きがいは、「世界の中で最も優秀な人たちと一緒に仕事ができる」という点。それまで考えつかなかったような優秀な人材がいます。そうした人達が、想像を超える仕事をしています。そのメンバーの一員として仕事をすることが、自分にとっては最大の働きがいでした。
女性
私は金融のバックグラウンドがなく入社したので、初めは金融用語を理解するところからはじめました。そんな私でしたが、聞けば丁寧に教えてくれる同僚や上司がおり、きちんとアウトプットした分は成果として認められていると感じました。
また、チームが非常にグローバルな人材で構成されていたのも自分にとっては働きがいがある環境でした。(東京オフィス所属でしたが、日本人は私一人でした。)
ゴールドマンサックスのワークライフバランス
男性
労働時間が長いうえ退社してもメールを確認し続ける必要があるため、仕事のことが完全に頭から離れることが少ない。またリモートワークには後ろ向き。それでも日系企業に比べれば遥かにフレキシブル。
女性
海外とのやりとりが多く、時差のため夜や早朝に家から電話会議などやることもしばしば。
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また一般的な選考体験記と大きく異なり、インテリゴリラの選考体験記からは下記の情報が得られます。
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ゴールドマンサックスで年収を上げるには実力が求められる
この記事ではゴールドマンサックスの平均年収に着目し、様々な角度から比較しながら紹介してきました。
多くの観点からゴールドマンサックスの年収の高さが分かりましたが、それも実力主義の社風が強いことが理由です。
データだけでは見ることのできない社員それぞれの高いパフォーマンスと生存競争が、高水準の年収に直結しています。
ゴールドマンサックスでは、実力が第一に評価されるということは覚えておきましょう。
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給与制度:年に一回、今年度のボーナスと翌年度のベース年収の発表がある。
評価制度:360度評価だが上司との関係が全てに尽きる。