【2021年版元リク解説】リクルートの年収は高い?年齢・役職別年収も大公開!
リクルートは、常に新しいビジネスを生み出すメガベンチャーの代表格です。人材サービス事業の他、不動産や教育、ライフスタイルなど様々な事業を展開しています。今回は元リクが、外部の人は知り得ないリクルートグループの年収情報や年収制度について徹底解説していきます!
リクルートの平均年収は約965万円
リクルートの有価証券報告書によれば、平均年収は約965万円となっています。
平成30年民間給与実態統計調査によると日本の平均年収が約450万円となるので、リクルートは約500万円以上も高い年収を誇ることになります。
リクルートの年収の特徴
- リクルートの過去5年間の年収推移
- 人材紹介事業会社では平均年収ランキング1位
- リクルートは初任給も高い
リクルートの過去5年間の年収推移
リクルートの過去5年間の年収の実績推移は以下のようになっています。
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(参考:有価証券報告書)
2016年、2017年には少し下がっていますが、2018年には年収がアップしているので、ほぼ右肩あがりといってよいでしょう。
こうした安定した年収の背景としては、しっかりと実績を保っているということが考えられます。
人材紹介事業会社では平均年収ランキング1位
リクルートは直近人材事業が好業績を牽引しており、中でも人材紹介事業を成長させてきました。
人材紹介事業における競合企業と比較すると、平均年収ランキングで1位となっています。
各企業の有価証券報告書によれば平均年収は1位がリクルート、 2位がジェイエイシーリクルートメント、3位はパーソルホールディングスとなります。
2位のジェイエイシーリクルートメントの平均年収は約837万円、3位のパーソナルホールディングスの平均年収は約651万円となっています。
男性
リクルートは初任給も高い
高い年収を誇るリクルートは、初任給も高く設定されています。
2020年度新卒採用では基準給が220,741円となっており、これにプラスしてグレード手当が付きます。
グレード手当は82,778円となっており、基準給とグレード手当を合わせると月給303,519円となります。また、賞与もプラスされるので、初年度の年収は約430万円となる見込みです。
ちなみにグレード手当とは、1ヶ月あたりの45時間相当分の超過勤務手当のことです。一般的な企業の初任給は大卒で約20万円なので、リクルートの初任給は高いといってよいでしょう。
リクルートの役職・年齢別の平均年収はいくら?
リクルートの年収は役職や年齢によってどのように変化していくのでしょうか。リクルートではミッショングレード制を採用しています。ミッショングレード制とは一般企業で言う役職のことです。
リクルートの年収はミッショングレードや年齢によって大きく変わります。ここでは、リクルートの年齢別やミッショングレード別の平均年収を解説してきます。
リクルートの平均年収や退職金制度は?
- リクルートの役職別平均年収
- リクルートの年齢別平均年収
- リクルートの退職金制度
リクルートの役職別平均年収
リクルートのミッショングレード制は、「M2」から「M14」までの13段階に分かれています。
ここではイメージがつきやすいよう、「メンバー」「チームリーダー」「グループマネージャー」「部長」の4つに分けて考えます。
「メンバー」とは一般企業でいう平社員のことです。「チームリーダー」とは一般企業で言うと主任や係長クラスになります。「グループマネージャー」は一般企業で課長クラスです。「部長」は「グループマネージャー」の一つ上のクラスで、「部長」になると年収も大きく増えます。
各ミッショングレードの年収は以下のようになります。
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上記の表を見るとわかるように、メンバーの平均年収は500万円〜750万円程度ですが役職が上がっていくにしたがって年収も大きく変わります。年に2回ある査定によって賞与が大きく変わるため、同じグレードでも評価によって年収が100万〜200万程度変わってきます。
男性
年収1千万以上目指すのであれば、グループマネージャー以上にならなければなりません。グループマネージャー以上になるためには、若いうちからしっかりと結果を出して実績を積むことが必要です。
リクルートの年齢別平均年収
リクルートの年齢別の平均年収はどのようになっているのでしょうか。20代から60代まで年齢別の平均年収は以下の表のようになります。
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基本的に年齢が上がるに従い、年収も増える傾向にあります。
20代ではほとんどの人がメンバーですが、30前後になるとグループマネージャーを目指す人も多く、メンバーとグループマネージャーでは年収に差が現れてきます。
40代までリクルートに残っている人はほとんどマネージャーで、中には部長まで昇進する人もいます。部長に昇進すると年収が大きく上がるため、40代の年収は役職により差が広がります。
リクルートでは若い社員が多いため、50代、60代の社員は少なく、特に60代ではその雇用形態も様々となります。そのため、60代の年収は雇用形態により大きく変わります。
リクルートの退職金制度
リクルートへの就職を考える人の中には、退職金制度はどのようになってるか気になる方も多いでしょう。
リクルートの退職金は契約社員は100万円程度、総合職では年収により異なりますが600万円から1,200万円程度(年収の1年分)となります。
しかし、退職金を貰うためには契約社員であれば3年半以上、総合職であれば6年半以上の実績がなければなりません。
一般的な企業では退職金が出ないという会社もありますが、リクルートではしっかりと退職金が貰え、また退職金の額も一般企業と比べて大きいのではないのでしょうか。
退職金の面からみても、一般企業よりも優遇されていると考えてよいでしょう。
リクルートのグループ会社の平均年収
リクルートの中には様々なグループ会社があります。
グループ会社の平均年収はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、グループ会社である「リクルートキャリア」「リクルートジョブズ」「リクルートライフスタイル」「リクルート住まいカンパニー」「リクルートマーケティングパートナーズ」の平均年収を解説していきます。
リクルートグループの年収について解説
- リクルートキャリア
- リクルートジョブズ
- リクルートライフスタイル
- リクルート住まいカンパニー
- リクルートマーケティングパートナーズ
リクルートキャリア
「OpenWork」によるとリクルートキャリアの平均年収は約740万円です。給与は一般企業と比べると比較的高い傾向にあります。
しかし、毎年確実に昇給するというわけではなく、その年の実績や評価により変わります。毎年確実に昇給するというわけではないので、結果を残せない人ややる気がない人は、給料が上がりづらい環境にあります。
リクルートジョブズ
「OpenWork」によるとリクルートジョブズの平均年収は約620万円です。リクルートやリクルートキャリアと比べると、年収が低くなり、その中でも特に基本給が低い傾向にあります。
実績に応じて給料がアップする制度を用いているので、良い実績を残せる人は年収が高くなる傾向にあります。
リクルートライフスタイル
「OpenWork」によるとリクルートライフスタイルの平均年収は約720万円です。担当エリアにより大きく変わり、都心よりも地方の方が年収が低くなる傾向にあります。
チームリーダーやマネージャーにならなければ年収上がりにくいですが、マネージャー枠は少なく就任しづらいのが現状です。
しっかりと実績を残した方は評価され、役職が与えられると共に年収が上がっていく傾向にあります。
リクルート住まいカンパニー
「OpenWork」によるとリクルート住まいカンパニーの平均年収は約660万円です。こちらも他のリクルートのグループ会社と比べ、年収はやや低い傾向にあります。
また、新卒採用の方が中途採用よりも年収が高く、忙しい部署に配属された人の方が年収が上がりやすい傾向にあります。
リクルート住まいカンパニーでもミッショングレード制を採用しているため、グレードが上がるに従い年収も上がります。
リクルートマーケティングパートナーズ
「OpenWork」によるとリクルートマーケティングパートナーズの平均年収は約640万円です。こちらも他のリクルートのグループ会社と比べて、やや年収が低い傾向にあります。
リクルートマーケティングパートナーズでもグレード制を採用しており、ミッショングレードが上がるにつれて年収が上がります。
また、実績や評価によって昇給が決まり、高い評価を受けている人は半期ごとに昇給する可能性があります。
リクルートへの転職は手厚いサポートのある転職エージェントへご相談を!
今回はリクルートの年齢や役職別の年収を解説しました。一般企業よりも年収の高いリクルートへ転職を希望する方もいるかと思います。
しかし、年収の高いリクルートのような企業は他の転職希望者も求めているような企業になります。
そのため、より有利に転職活動を進めるためにも、リクルートへの転職は手厚いサポートのある転職エージェントに相談することをお勧めします。
また、インテリゴリラの選考体験記では実際に内定者から聞いた選考情報を読めます。しっかり選考対策をして他の転職希望者と差をつけましょう!
平均年収約965万円のリクルートは、人材紹介事業会社の中でもかなり高い年収だということができます。