「ご指導ご鞭撻」の意味
「ご指導ご鞭撻」の意味
- 謙虚に教えを乞う際の表現
「ご指導ご鞭撻」を分解してより深く理解してみましょう。
「指導」はみなさんよく使う言葉だと思います。
読み方は「しどう」で、意味は「ある目的に向かって教え導くこと」です。
部活の先輩などに「ご指導お願いします。」と使ったりしますね。
「鞭撻」はあまり馴染みのない言葉かと思います。
読み方は「べんたつ」で、意味は「強く励ますこと、いましめ励ますこと」です。
また、それぞれの頭についている「ご(御)」は、「尊敬の気持ち」を表します。
「ご指導ご鞭撻」は「厳しくてもどんどん教えてください」という意味であることが理解できます。
難関企業への転職ならインテリゴリラ
インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。
転職活動をする上で多くの人が悩んでいること
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。企業選びをする上で、転職軸を決め、内定を獲ることができるかを検討したいです。
志望企業が決まっている方は、転職の選考対策方法に困っているのではないでしょうか。中途採用の選考基準は細かく書かれていたり、日々更新されているわけではありません。どういった人を募集をしているのか、自分が内定を獲ることができそうかは転職に成功した人の実体験をヒアリングする必要があります。
選考対策をして、転職をすると覚悟を決めた方は、最後はどのように内定を獲ることができるか知りたいでしょう。内定者の面接内容を確認したり、内定実績がある人に協力してもらいながら、書類選考・面接を進めていきましょう。
上記の3つの悩みを解決してくれるのが、インテリゴリラの選考体験記です。
インテリゴリラの選考体験記は、内定者の学歴、社歴、職務経歴書、志望動機や転職軸、自己PR、選考対策方法、1次面接・2次面接・3次面接・最終面接での回答内容、内定理由、応募者へのアドバイスを全て余すところなく書いています。
インテリゴリラの選考体験記はコチラ
「ご指導ご鞭撻」の前後につく言葉
「ご指導ご鞭撻」の前につく言葉
- これからも
- 今後とも
- どうか
- どうぞ
- 何卒(なにとぞ)
- よろしく
- 変わらず
- 引き続き
「ご指導ご鞭撻」の後ろにつく言葉
- くださいますよう
- 賜りますよう
- のほど
- よろしくお願いします
- よろしくお願い申しあげます
ご指導ご鞭撻の前後に言葉を付け加えることにより、様々なニュアンスを伝えることができます。
ご指導ご鞭撻を自然に言えるように、前後の言葉を覚えましょう。
<例文>
- 何卒、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
- 引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願いします。
【ビジネス編】「ご指導ご鞭撻」の例文
「ご指導ご鞭撻」ビジネスシーンで使う場合の例文
- 「配属初日での自己紹介」
未経験のためご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、皆様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 「プロジェクト成功後の挨拶」
今回のプロジェクトは皆様のご指導ご鞭撻のおかげで成功することができました。- 「上司への年賀状」
本年も引き続き、ご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます。 - 「新しい取引先との初めてのメール」
至らぬ点があるかと思いますが、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
【プライベート編】「ご指導ご鞭撻」の例文
「ご指導ご鞭撻」プライベートで使う場合の例文
- 「結婚式での新郎新婦によるスピーチ」
まだまだ未熟な2人ですが、今後もご指導ご鞭撻をお願いします - 「集まりでの挨拶」
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます - 「町内会などの地域活動での役員就任挨拶」
町内会で役員として活動するのは初めてですので、経験者の方々のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます - 「目上の人との挨拶」
今回はありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いします。
「ご指導ご鞭撻」の間違った使い方
「ご指導ご鞭撻」間違った使い方
- 具体的な指導を求めるとき
- 自分を主語にして使うこと
- 自分の身内で自分よりも目上の人に対して使うこと
「ご指導ご鞭撻」は基本的に目上の人に対して使う言葉ですが、間違った使い方をしないように注意しましょう。
主な間違った使い方は次の3つです。
具体的な指導を求めるとき
ご指導ご鞭撻”は、長い期間での指導や応援をお願いするときに使う言葉です。ですので、具体的な意見やアドバイスを求めるときは「ご指導ご鞭撻」を使うのは避けましょう。
【例文】
✖️:会議のレジュメを作成しましたのでご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
○:会議のレジュメを作成しましたのでご確認のうえ、修正点等ご指摘ください。
このようにすることで、相手は内容を確認し修正等の指摘を求めているんだなと理解できます。
自分を主語にして使うこと
目上の人に使う場合でも、自分を主語にして使うのは間違いです。
【例文】
✖️:私は内容についてご指導ご鞭撻することもありますがよろしくお願いいたします。
○:私は内容について意見することもありますがよろしくお願いいたします。
自分の身内で自分よりも目上の人に対して使うこと
自分の身内で自分よりも目上の人(両親や祖父母)に対して指導を求めるときには「ご指導ご鞭撻」は適していません。
【例文】
✖️:今後も母がご迷惑をおかけするかと存じますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。
○:今後も母がご迷惑をおかけするかと存じますが、何卒よろしくお願い申しあげます。
「ご指導ご鞭撻」の言い換え
「ご指導ご鞭撻」の言い換え
- ご指南
- ご教授
- お導き
- ご支援
「ご指導ご鞭撻」という言葉は固い印象があるため言い換えの言葉を覚えましょう。
「ご指導ご鞭撻」の言い換えの言葉は主に以下4つが挙げられます。
ご指南
「ご指南(ごしなん)」
専門的な知識や特殊な技術などを教えてもらう時に使います。
目上の人に指導してもらう時、使えるのが「ご指南」です。
「南」は、高貴な方角として尊重されており、正しい方向を指すという意味で「南」と「指」が使われています。
ちなみに「指南」とは本来、武道や芸事を教えることを指す言葉でした。
「ご指南」の例文
- プログラミングについてご指南ください。
- 情報提供及びご指南ありがとうございます。
ご教授
「ご教授(ごきょうじゅ)」
学問・学術的な知識を教えてもらう時に使います。
そのため、専門的スキルなどを教えてもらいたい時など、ビジネスシーンでよく使われます。
「教えを授ける」という言葉からご教授という言葉になりました。
「ご教授」の例文
- マクローリン展開についてご教授ください。
- 貴社が培われたご経験を、ご教授いただけると幸いです。
お導き
「お導き(おみちびき)」
相手の知識や経験をたてて、指導をお願いするときに使います。
自分の至らないところを正しい方向へ導いてほしいという意味です。
「ご指導」「ご指南」よりも少しフォーマルな印象が出せます。
「お導き」の例文
- 未経験者ではありますが、お導きのください。
- お手数掛けますが、どうかお導きのほどお願いいたします。
ご支援
「ご支援(ごしえん)」
人を応援して助けるときに使います。
ビジネスの場面では取引先とのメールで使われることが多いです。
「ご支援」の例文
- 災害復興に皆様のご支援をお願いいたします。
- 度重なるご支援賜りまして、ありがとうございます。
「ご指導ご鞭撻」の英語表現・使い方
ここからはビジネスシーンで活用できるよう「ご指導ご鞭撻」の英語表現を確認しましょう。例文を交えて解説するのでぜひ参考にしてください。
「ご指導ご鞭撻」の英語表現は次のとおりです。
英訳は「guidance and encouragement」
「ご指導ご鞭撻」の英語表現
- guidance and encouragement
構成する英単語の意味を確認しましょう。
【guidance】
意味は「指導、案内、手引き」です。
【encouragement】
意味は「激励、奨励」です。
「guidance and encouragement」の例文
- I hope your guidance and encouragement.
(ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。)
ただし、英語圏において「ご指導ご鞭撻」はあまり使われません。
初めての挨拶などでは、これからよろしくといった意味の、「I hope we will get on well together.」などを使うのが良いでしょう。
転職したい人必見!内定者の選考体験が見られるインテリゴリラとは?
『インテリゴリラ』は、最難関企業への転職を目指すハイキャリア志向の方向けに、完全非公開の選考情報をご提供している転職メディアです。
実際に内定を獲得した方々から独自インタビューを実施した内容ですので、完全に独自のコンテンツとなっています。
各業界トップ企業の選考体験記が網羅
会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
ボストンコンサルティンググループ | ★★★★★ | ★★★★ |
デロイトトーマツコンサルティング | ★★★★ | ★★★★ |
アクセンチュア | ★★★ | ★★★★★ |
日本M&Aセンター | ★★★★ | ★★★ |
リクルート | ★★ | ★★★★★ |
楽天 | ★★★ | ★★★★ |
Amazon Japan | ★★★★ | ★★★★★ |
また一般的な選考体験記と大きく異なり、インテリゴリラの選考体験記からは下記の情報が得られます。
・内定者が職務経歴書で何をPRしたのか
・面接での質問とそれに対する効果的な解答とNG解答例
・内定者から応募者への面接アドバイス
「読むだけで内定獲得の勝ち筋がわかる」ほど詳細な選考情報が網羅されているのが最大の特徴です。
特別選考へ挑戦できる
会員登録いただいた方限定で、業界No.1エージェントによるサポートや社員紹介(リファラル)での選考のご案内など、
幅広いご案内が可能です。特別選考の場合には、
書類審査なし/1次面接免除/社長面接確約/土日面接などのご案内ができる可能性があります。
自分のスキルやキャリアに自信のある若手の方は、
志望難関企業の内定に近づくために是非登録しておきましょう。
「ご指導ご鞭撻」の意味と正しい使い方を覚えよう!
「ご指導ご鞭撻」は「謙虚に教えを乞う際の表現」です。
ここまで読んでいただいた皆さんは、「ご指導ご鞭撻」について理解できたと思います。
最後にここまでの内容を振り返りましょう。
「ご指導ご鞭撻」まとめ
- 意 味:「謙虚に教えを乞う際の表現」
- 使い方:「目上の人に対して使う」
- 類 語:「ご指南」「ご教授」「お導き」「ご支援」
- 英語表現:「guidance and encouragement」
- 「具体的な指導を求めるとき」「自分を主語にして使うとき」「自分の身内で自分よりも目上の人に対して使うとき」は「ご指導ご鞭撻」を使わない。
「ご指導ご鞭撻」を間違った使い方で覚えていた方も、この記事を読んでいただいたことで、正しい理解が深まったのではないでしょうか。
「ご指導ご鞭撻」の意味や類語、英語表現をマスターしたので、ぜひ様々な場面で使ってみてください。
インテリゴリラの公式LINEアカウントから、非公開の転職情報を受け取りたい方は下のボタンをクリックしてください。